日々の あれこれ
ESSAY


   「成人の日 20時」 成人の日の夜、同級会がありました


        久しぶりに「コンパ」といった雰囲気のお酒を飲みました。店内のほとんどが、竜南中の

      卒業生で埋まっていました。始めのうちは、一応、クラスごといましたが、そのうちに、mixです。

       3年間持ち上がりで、理科と数学(これは、1,2年で担任したクラスだけ)をいっしょに勉強し

      てきた生徒たちです。「楽しい理科授業」の多くの原稿は、この子達との授業によるものです。

      第8回教育技術学会(広島)での発表も、この子達です。私が、いま、理科の授業についてあれ

      これ話ができるのは、この子達との3年間があったからにほかなりません。「理科が楽しかった」

      と、とにかく話してくれること、なんともいえず、うれしいものです。

        小森さんの「理科は感動だ!」にはとどかないものの「理科は楽しい!!」 と、たくさんの

      生徒たちが思ってくれていたこと、やはり,これほどうれしいことはありません。

       とはいえ、いつも平穏な授業が続いていたわけではありません。

      「T(名前)、でてけ!!」の私の声。教室から出て行く彼を「ちょっと待て。ここでおまえに出てか

      れたら、おれの立場がねえよ!」いくつかのやり取りの後、席につく彼。 

       私は覚えていなったのですが、こんなことがあったと、T君が懐かしそうに話してくれました。

      20歳になって、あのときの先生の気持ちがなんとなくわかってきたとも。 

        この日、店にいた全員と話ができなかったことが、残念です。でも、どのかおも生き生きして

      いました。ただ、心配なのは、この席にいなっかった子達。いろいろ都合があるのだろうけれど、

      何か、理由があっていないとしたら、やはり,心配。

        私にとっての5年は、ただの5年。彼らの5年は、偉大な5年。これは、つくづく思ったこと。

                                               <1999/01/15>    

     


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