「いちご」 イチゴの苗作りから出荷までをおってみます
[イチゴの発芽] をこちらでご覧ください 1960年代のイチゴ栽培
Aug 10/1999 親株からランナーが出ています。
Aug 29/1999
育苗箱に植えられた苗です。イチゴは本来,初夏に実をつける植物です。そのため花芽を
形成させるために
・ 短日処理
・ 低温処理
をします。真中の写真にエアコンの室外機のようなものがあります。日中はこのように苗を日に当てます。夜間は
巻き上げてあるシートを下ろし,冷やします(10℃くらい)。
左の写真はこの処理をしていません。それでも,花芽は形成されます。それは,花芽形成のもうひとつの条件が
あるためです。
・ 窒素欠乏状態
にすることです。
これら三つの条件を組み合わせて,花芽の形成,つまりは出荷時期を調整していきます。花芽形成の確認のた
め検鏡を行っています。
育苗箱のようすです。土を使っていません。つまり,窒素分がまったくない状態です。夏の間苗をこのような状態に
しておけば,学校や家庭でも花芽の形成を早めることができます。土の代わりには5年生の発芽実験でつかうバーミ
キュライトが利用できます。冬の間日当たりがよく凍りつかない場所に置きます。
土を使わないことの利点として,病気の予防があります。
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