Sep/18-19 1999 No.3
5. 第3部 飛鳥を巡る
2日目は,とてもよい天気になりました。あつくて大変でしたが,雨を心配していたのですから,
この天気には感謝しなくてはなりません。
この日の参加者は
中村敏弘さん 橋本陽江さん 小田 朝,大阪から駆けつけた 筒井俊明さんです。
まずは,ペンションでこれからまわるコースを検討しました。いちばん飛鳥に詳しかったのは,いちばん遠くから来ている中村さんでした。
駅前で自転車を借り,ペットボトルのお茶を買い込み,出発。このときすでに,しっかりと汗が流れていました。
レンタサイクルを利用する人はとてもたくさんいたのですが,ヒガンバナを目指しているのは,ここでは私たちだけだったようです。
6. たくさんの人に逢いました お世話になりました
まずは,橋本陽江さんにお話していただきます。
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今日の飛鳥めぐりも人とのふれあいを楽しむ一日でした。
筒井さんが9時すぎにきてくださって、駅前で自転車を借り、出発。「彼岸花まつり」で明日香村は大変なにぎわいでした。数カ所ポイントが設けられていてスタンプが用意されています。ポイントごとに利き酒や五平餅や黒豆ジュースや靴下の安売りや野菜やおにぎりetc売られていたり、準備されていたり・・・そこでのふれあいが大変楽しかったです。
ヒガンバナをみに仙台から愛知から兵庫からと言うと,皆さん、歓待してくださって大事にしてくださって・・・うれしかったです。
今年はやはり花が遅れていて、来週だとあぜ道にヒガンバナのラインがつながるのだがと残念がってくださいましたが、今日出会えた人たちとは来週ならたぶん会えないのだから、私は満足、満足。
道を間違えて棚田に先に行ってしまったのもよかったですね、今思えば。
すべてのことが今回のオフのために用意されていたのだと私は受け取っています。
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峠から自転車で下ったところは,「彼岸花祭り」のイベント会場にひとつでした。案内の方が今年の彼岸花の咲き具合や,お祭りのことを説明してくれました。
明日香村では,彼岸花を重要な観光資源として位置付けているそうです。たとえば,あぜ道などの草刈は,彼岸花をちょうどよく見ることができるよう日程を調整し,一斉に行っているそうです。
別の会場では,明日香の水と明日香の米から作ったおいしいお酒を味わうことができました。
ここでも,地元の人や酒蔵のご主人とゆっくり話ができました。お酒のお替わりをして会場を後にしました。次は石舞台です。
石舞台の前の広場にはたくさんのテントが並んでいました。まずはそこによりました。
黒豆のジュースや赤米入りの五平もちを味わいました。
メニューにあるヒガンバナは,中学に美術の先生が描いてくれたそうです。
ここの会場もとても親切で陽気な人ばかりでした。ヒガンバナの絵を撮らせてと頼んだら,わた したちもいれてよ!というわけで,左の写真です。
そうそう,黒豆のジュースにはクエン酸が入れてあるそうです。それを聞いたとたん,ジュース の色についての分析が始まりました。そうです。私たちは,理科の先生でした!!
左が「桧隈」のあぜ道 右が「稲淵」の棚田です
ここで,中村敏弘さんのお話です。
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棚田のへり 畦に 点々と ヒガンバナ。桧隈もよかったけど ここは もっと見やすくて たくさんあって よかった。それにしても たくさんの人と車。多くの人が カメラと三脚を持っていた。それも 35ミリよりは 大型のカメラで 望遠も長いのをつけていた。撮影会らしい。 ねらいは ヒガンバナと棚田。
三差路の角で 3人(筒井/小田/橋本)が ガイドの若者にさまざまたずねているのを 横から聞いた---ところによると(
注:このページ一番上の写真です) 土地の人たちは 畦の ヒガンバナは 草は刈ってても 刈らないようにしている。いや 草を刈って ヒガンバナ がよく見えるようにしている とか。
なるほど。それだけのことをして この景観 となる。
稲淵をあとにして 坂田へ。
途中 棚田+ヒガンバナ撮影のポイントが 用意されていて 三脚に据え付けたカメラで 覗いている人が 5,6人。画架をおいて 絵を描いている人がひとり。
ここからの 眺望は すごくいい。うーん こういう情景は 巾着田にも 半田にもない すごく自然な光景で 心がなごむ 古代の日本の風景 かな。
小田さん カメラマンに頼んで カメラを覗かせてもらっていた。肉眼で見たよりも いいらしい。
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80歳くらいの方でした。200mm,F2.8のレンズを開放で撮っていました。なんともいえないボケ味でした。今回はデジタルカメラしか持っていなかったのが,とにかく悔やまれるほどきれいでした。
ヒガンバナオフ1999
No.2
ヒガンバナオフ1999 No.4