なんでも 理科室
NANDEMO RIKASHITSU


     いろみず遊び  1年生と理科室に出かけました  Jul 06/ 2000


  三十数年前,私が小学校1年生のころ,理科の教科書にはいろ水遊びがあったように覚えています。
花から「いろみず」をとり,それに酸やアルカリを加えて色の変化を見ました。
      酸は,食酢。
      アルカリは,わらの灰で作った灰汁。
 酸で色が薄くなり,アルカリで色が濃くなる。このことに,とても驚きました。
 自分の名前をひらがなでまともに書くことのできない小学生でしたが,この,いろ水遊びのことは覚えて
います。
「かがく」という雑誌の付録に試験管がついていて,それを使うととても難しい実験でもしているかのように
思ったものです。

 7月の授業参観では,この「いろみずあそび」をとりあげました。今回は,いろみずを作ってそれで紙を
染めたり絵を描いたりはしませんでした。酸とアルカリで色の変化を楽しみました。
 授業参観で大人もいるということで,BTBとフェノールフタレインも使いました。

  

 BTBやP.P.を使ったことで,色に変化が出てきます。お父さんやお母さんにもずいぶん楽しんでいただけた
ようです。

【酸とアルカリ】 塩酸と水酸化ナトリウムを使いました。とてもとても薄くしてあります。
          さわらない。口に入れない。という注意も念のため。

【ちょっぴり手品】 2本の試験管にフェノールフタレインを取ります。
           スポイトに塩酸をとり,片方の試験管にすこしずつ加えていきます。
           もちろん,変化はありません。
           次に,水酸化ナトリウムをスポイトにとります。
           先ほど,塩酸を加えた試験管に水酸化ナトリウムを加えていきます。
           中和反応のため,色の変化はありません。
           同じものをフェノールフタレインだけが入っている試験管に加えると・・・
           パッと色が赤くなります。

           子供たちは,とても関心を示しました。

           まず,子供たちだけを集めて,これを見せました。
           次に,お父さんやお母さんに集まってもらいます。
           酸とアルカリの話をしながら,やり方を説明します。
           各テーブルにもどって,子ども達の前でやってもらいました。

【きれいな紫】  BTBにアルカリを加えて青色にしておきます。
          それにゆっくりとフェノールフタレインを加えていきます。
          すると,上のほうがきれいな紫にかわります。下のほうは,きれいな青のまま。
          これも,ずいぶん喜んでいました。
          



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