ジャガイモの芽 デンプンの移動
収穫後のジャガイモを涼しいところに置いておいたものです。
自宅の畑で作ったものなので,発芽抑制の処理はしていません。
芽が出たジャガイモのなかはどうなっていくのでしょうか。
小中学生でも,デンプンの行方を追うだけなら見てみることが
できそうです。
ジャガイモを芽の部分で輪切りにして,ヨウ素液をつけてみます。
ヨウ素反応は,ずいぶんかたよっています。
芽の部分を拡大してみました。
デンプンがイモから芽の部分に移動しているように見えます。
途中で青紫色が消えています。
ということは,デンプンが糖にかわったのでしょうか。
ここから先は,小学校の理科室では確認できませんでした。
【ヨウ素デンプン反応 iodostarch reaction】
デンプン糊溶液またはデンプン粒が冷時ヨウ素によって青藍色(小中学校では「青むらさき色」としています)
を呈する特性反応。
この色は,加熱すれば消え,冷却すれば再現する。
小中学校では,デンプンの存在を確認する反応として登場するが,デンプンを指示薬とすることにより,
ヨウ素の検出にも用いられる(ヨウ素滴定)。
ヨウ素は水に難溶なので,ヨウ化カリウムの水溶液にヨウ素を溶かしている。
(参考;理化学辞典-岩波書店-)
・・・・・理科室では消毒用の薬剤を使っています///保健室で古くなったものをいただいてきました・・・