なんでも 理科室
NANDEMO RIKASHITSU


     ブタ眼球の解剖                              


解剖実験の意義
  ■ 実物が観察でき
  ■ 知識が検証でき
  ■ 五感による体験も

そして,なによりも
  生命の精緻さ・神秘さへの感動!!
    内的動機付けを導く

 組織の入手
   食肉業者・屠殺場・教材業者など

 安全性
    ウシ組織は使用禁止(文部科学省通達)
   寄生虫,ウイルスなどによる感染の可能性
       手袋の着用,手に傷がある場合は触らない

 料理にしない
  
  (以上,講師のPPファイルより引用)    
  解剖の授業については 「楽しい理科授業 2001年1月号(No.413)に
                    「解剖の授業」と理科で育てる生命感
 という特集があります。
  こちらもぜひご覧ください。

 

 生理食塩水の中に浮かぶ眼球

おそるおそる?手に取ります

  脂肪組織などついたままです

  裏側です。真ん中に貝柱のように見えるのが視神経

   
眼球の周りの脂肪や筋肉をメスで取り除きます

 
周りの組織を取り除いた後の眼球
視神経の太さに驚きます

 
横方向(赤道方向)に切り開きます。強膜をきっています。
見にくいですが,黒い膜が脈絡膜。

 
ガラス体と水晶体(レンズ)を取り出します。
レンズを文字の上にのせると・・・大きく見えます。
よく聞くことですが,自分が取り出したレンズで見るとまた違った感じです。
角膜や虹彩の観察をしました。

  
 

■ 片付け
    生ゴミとして処理します。
    道具類は洗剤で洗います。
    使い捨てのものは,それぞれの材質に応じて廃棄します。
    手袋とメスの刃は使い捨てのものを用意しました。

<<<余談>>>
 この講習会で最も予算を使ったのが,メスです。
 切れない刃物ほど危険なものはありません。
 切れる刃物ほど高価です。

 講習会の内容は事前にお知らせしてはいましたが,全員が解剖に参加
するかどうか。
 解剖実習は,基本的に強制するべきではないと思います。
それで,今回もサブプログラムを用意しておきました。
タマネギの体細胞分裂(かい離,固定,)の観察です。
 しかし,これを使うことはありませんでした。 
 


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