Scientific Education Volunteer Research Conference 第4回科学教育ボランティア研究大会 (C)YAKATA chiaki 2001 |
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12/18(土) 14:30 開会 14:40〜16:40 シンポジウム 科学教育ボランティアをされている方, 科学教育ボランティアに協力を依頼される方, 科学教育ボランティアを始めようとしている方, こんなことはありませんか。 「自然観察教室を提案したのに,実績や肩書きを理由に断られた・・。」, 「実験教室に場所を提供したのに,やってきた(来て頂いた)指導者の準備と 経験が不足で不満足なものに終わった・・。」,「ボランティアへの参加を思い 立ったのに,手がかりがない・・。」,「子どもたちのために理科の体験教室を したいのに,いい指導者が見つからない・・。」 科学教育ボランティアのまわりには,意欲だけでは思うようにならないものが たくさんあります。でも,力を合わせれば,もしかしたら何とかなるかもしれま せん。今回のシンポジウムは,参加型の話し合いの場にして,お互いに知恵 を出し合う機会にしたいと考えています。 具体的には以下のように進める予定です。ご一読ください。 (1)シンポジウムでやりたいこと 今までの大会のシンポジウムは,パネラーの方々の発表を聞くことが中心でし た。今年は,パネラーの発表をもとに,参加者みなさんで意見交流する時間を たっぷりとりたいと考えています。テーマは大会テーマである「ビー・アンビ シャス☆科学教育ボランティア 〜その社会的役割を問い直す〜」です。日頃 ボランティア活動を通じて感じておられることや悩んでおられることなどが, 気軽に出し合えたらいいな,と思っています。 なお、今回は気軽に話しやすい雰囲気を作ろうということでシンポジウム会場 は畳敷きとしています。文字通り膝を交えて話し合えればと考えています。 (2)シンポジウムの進行 (1)パネラーの発表(14:40〜15:25ころ) ・森本浩秋さん,永田寿春さん,海野弘光さんの順に発表いただきます。 ・発表の概要は(3)に記載していますのでご覧下さい。 (2)グループ討論(15:25〜16:10ころ) ・10人くらいずつのグループを作ります。 ・自己紹介(約10分)は1人1分以内で,科ボ研に参加した理由など手短に 紹介して下さい。 ・グループの中で司会役を決めて意見交流を進めます。各グループには実行委 員会からお世話役も入っており,進行のサポートをしますのでご安心ください。 ・グループ討論の前半(約15分)は,パネラーからの話題提供を受けて,科 学教育ボランティアを取り巻く問題点を取り上げます。今まで活動してきた中 で直面した問題や不安などについて意見交流しましょう。 ・グループ討論の後半(約15分)は,それらの問題点を克服する方策につい て意見交流しましょう。 ・グループ討論のまとめ(約5分)は,全体討論への発表内容をまとめましょう (3)まとめ(16:10〜16:40) ・各グループから発表してもらいます。 ・内容は、グループで上げられた問題点とその問題点を克服する方策につい て、できるだけ1つにしぼって2分以内で発表をお願いします。 ・時間が残ればさらに意見交流をしましょう。 (3)パネラーの発表内容 森本 浩秋(ジャパンエアガシズ株式会社)(オンライン自然科学教育ネットワーク) 阪神淡路大震災でなにもできなかったわたしのボランティアをしたいとう気 持ちが芽生えたのは意外にもサッカーのW-Cupでした。 そこで自分もエンジニアの端くれだったことを思い出し自分に出来ることはな いのかと悩んでいるときにONSENというグループに出会い,皆さんのお手伝い をしています。 今では、色々な立場の人たちと接するようになって 違う次元の悩みを持つようになってしまった。 最近, 「会社員なのに科学教育ボランティアをやっているのは何故ですか」 と良く聞かれます。その時はいつも 「子どもたちのエキスをチューチュー吸って心を元気にする為です」 と答えてます。でも教室が終わって帰宅途中には 科学教育ボランティアって何だろう? −会社員じゃいけないの? 子どもたちの気持ちは何処にあるのだろう? −理科が本当に嫌いなの?もっ と参加者を増やしたい そして自分はどうありたいのか? −先生と呼ばれたいけど呼ばれたくない 周りにどうして欲しいのか? −どうして協調出来ないのかな と自問自答する自分がいますが出口が見つかりません。 このままでいいのだろうか・・・ いまのありのままをお話したいと思います。 ---------------------------------------------------------------------- 永田寿春(北陸電力エネルギー科学館) 民間企業のPR館として平成8年7月に開館し,最近は県内外の講師の皆様 のご協力を得,年間80日もの実験教室が開催できるようになりました。オー プン当初は,考えてもいなかったことです。実験教室やイベントの企画を担当 し,東に実験例会があると聞けば出かけ,西に科学イベントがあれば駆けつけ る,ひたすら講師を探し、いろんなジャンルの方々に協力を求める毎日です。 このような形でボランティアの皆様に関わっている経験から,実験教室などの 講師をお願いする立場で,当館における「正しい?講師の選び方」を過去の事 例をあげて具体的に話してみたいと思います。これから,ボランティアを始め ようと思ってる方,依頼しようと思ってる方にとって少しでも参考になればと 思います。 ---------------------------------------------------------------------- 海野弘光(静岡科学館) 静岡科学館はオープンして9ヶ月を迎えようとしていますが,静岡市立児童 会館時代から,大きく分けて2つのタイプのボランティアさん達との事業を展 開してまいりました。 1つは静岡科学館(児童会館時代は科学館準備室)が募集し,展示・事業補 助,企画事業を行う「サイエンスナビゲーター」と呼んでいるボランティアグ ループ。もう1つは「サイエンス玉手箱」「スペシャルサイエンスショー」な どの事業に参加して頂いている外部講師・外部ボランティアです。 現在,静岡科学館では,「市民参画による科学館の樹立」ということも一つ のテーマとしていろいろと試行錯誤している最中でありますが,まだまだ課題 が多く,本当の意味での受け皿は確立されていません。今回は科学館側から見 たボランティアさんたち,事務室でよくあがる話題などについて,ありのまま にお話しできたらと考えております。 ---------------------------------------------------------------------- 16:50〜17:50 ポスターセッション ポスター掲示による発表は,大会期間中随時ご覧頂けますが,1日目に発表 用の時間を設けます。 発表予定者 竹谷 隆 さん(さわやか福祉財団):「わくわく!科学実験教室 概要」 藤原英明さん(学生 東京大学理学部天文):「NPO法人 Science Stationの設立と活動について 」 工藤保広さん(北海道経済部):「摩擦の実験をしてみよう」 中司展人さん(北海道大学学生):「札幌市におけるサイエンスパートナーシップ事業との関わり」 平松正顕さん(東京大学大学院):「学生と科学系教育施設の連携による天文学普及活動の報告」 川畑 弘 さん(京都大学講師):「大学生が中心となったサイエンスポートプログラム」 種村嘉高さん(大阪大学工学部):「イラストレーションによる新しいサイエンスサポート」 藤田順治さん(無職):「名古屋科学館におけるボランティア活動 先進科学塾の紹介」 有本淳一さん(京都市立塔南高校):「天文ボランティア「黄華堂」の活動」 Cappa:「安全,簡単,誰にでも!通りがかりの人を立ち止まらせる!公園の大道芸・出店的 あおぞら実験室」 山田幹夫(香川県政策部政策課委嘱サイエンスボランテイア): 「星を手に取り確かめ,学ぶ星学習 星の色をさそり座周辺のカラー写真で確かめ学ぶ」 中川美津春さん:「シングルレンズ顕微鏡の開発と実践活動」 19:00 懇親会 宿泊場所でもある旅館中原にて懇親会を行います。 12/19(日) 9:30〜11:30 分科会午前の部 分科会1 「安心☆満足の実験・工作 パート1」 こんな人におすすめです。 実験講師をやってみたい人 お題がみつからず悩んでいる人 トークのスキルアップをしたい人 子供たちに感動と満足を与えたい人 安心して任せられる講師になりたい人 この分科会ではあなたにひらめきと自信を提供します。 講師 松村浩一さん(山口県防府市立華西中学校): 「低予算,でもなんとかしよう 実験工作」 中田勝夫さん(学習・実験塾講師,西宮香風高校非常勤講師):「光と色」 平松和彦さん(北海道旭川西高等学校): 「北国の自然現象を再現する教室実験…流氷、ダイヤモンドダスト、雪結晶をつくる…」
滝川洋二さん(ICU高校 NPO法人ガリレオ工房理事長 NPO法人理科カリキュラムを考える会理事長):「色の世界」
分科会2 「自然再発見!」 私たちは,植物や動物,星などたくさんの自然にかこまれて生活していま す。身近な自然をよ〜く観察してみると,『あれ?なぜ?』という不思議から 『知りたい・知ろう』と思える意外な発見があるものです。この分科会では観 察会などの取り組み,実践例を紹介しながら,みなさんと一緒に新しい発 見をしてみたいと思います。 講師 板倉 豊 さん(京都精華大学人文学部環境社会学科助教授):「都市における自然観察会運動」 觜本 格 さん(神戸理科サークル・市民科学セミナー 神戸市立飛松中学校): 「兵庫県南部地震から10年、大地の生い立ちを語り続けて」
牧野茂樹さん(私の好きな木フォーラム):「一本の木から学ぶ活動 「私の好きな木」」京都科学読み物研究会:「本から自然へ 自然から本へ」 11:45〜12:45 ランチタイム・パーティ(希望者のみ) 13:00〜15:00 分科会午後の部 分科会3 「安心☆満足の実験・工作 パート2」 (テーマは分科会1と同じですが,内容や講師は異なります。) 講師 原田郁子さん(FITS教育推進委員会):「高校生対象の天文体感教室の実践−虹で宇宙をながめてみよう」 浅利 誠 さん(サイエンス北見 (北見市立三輪小学校)) 舩田 優 さん(千葉県立船橋高等学校教員):「SRの実験ネタ紹介」 海老崎功さん(京都市立下鴨中学校教員)/村田直之さん(ケニス株式会社会社員):「静電気実験の新しい見せ方」 分科会4 「実験教室にストーリーを」(ワークショップ;事前申し込み必要) 子ども達がいきいきと活動し,わくわく感動しながら理解できる実験教室の ストーリーとは?光や音,静電気といったような自然現象のうちから1つの現 象をテーマにとりあげ,どのような実験や観察,工作などを組み合わせると, 効果的で楽しい実験教室になるかを参加者全員で考えます。 グループを作ってワークショップを行うため,参加者を先着50名とさせていた だきます。分科会4に参加を希望される方は,大会参加申込み時に合わせ て分科会への申込みをお願いします。 講師 戸田一郎さん(北陸電力エネルギー科学館 サイエンスプロデューサー) 活動 その道の達人(社団法人日本理科教育振興協会),サイエンスレンジャー (独立行政法人日本科学技術振興機構)として,全国各地の科学実験教室 で活躍中 15:15〜15:45 まとめと閉会 |
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本大会はこどもゆめ基金(独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター)並びにひらめき工房アジレント2004年度助成プログラム(アジレント・テクノロジー株式会社)の助成活動 として開催します。 |