エコタイム 

 二つの容器に水を入れるだけで動き出す液晶時計です。エコロジーのエコなのか、エコノミーのエコなのかは不明。化学電池の部分がむき出しで教育的ですね。それに表示器がシースルーでちょっとしゃれたデザインなので実験室のアクセサリーに。発売元は中村理科です。

 電池部分の拡大。電極は銅と亜鉛のようです。おそらく直列に接続されているのでしょう。水にちょっぴり食塩を混ぜておくと元気に動きます。この程度なら自作も簡単ですね。

 食塩水の電解液で数日間運転すると、何やら白い沈殿が亜鉛電極付近に生じ、容器の底にたまってきます。さて、この沈殿物質の正体は?塩化亜鉛は水に溶けるはずだし・・・と、首をひねって青少年センターの高杉さん、中村理科の渡辺さんに相談しました。

 高杉さんのコメントに従い、食塩電解液に塩酸をちょっぴりたらしてみました。まず右の容器に(写真左)、続いて左の容器に(写真右)。すると、白い沈殿物は見る見る溶けてしまいました。どうやら水酸化亜鉛のようだとのことです。



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