ラジオメーター(放射計)
光をあてると、4枚ある雲母の羽根の黒く塗られた片面は光を吸収し、温度が上がります。その表面付近では、容器内の気体の分子運動が活発になり、羽根の面に分子衝突による圧力が他面と差を生じるので、羽根は塗られていない面を前方にして回転を始めます。
アルミフォイルで光をさえぎると、やがて回転は止まります。金属はあらゆる電磁波をよく反射するからです。
カラースライドの黒いフィルムは可視光線はほとんど通しませんが赤外線は通します。黒いフィルムを光源との間に入れるとラジオメーターの羽根は回るでしょうか。