ケプラー式望遠鏡

 凸レンズ2枚を組み合わせた屈折望遠鏡は「ケプラー式」と呼ばれます。天体望遠鏡によく用いられるタイプで、対物レンズの実像を、接眼レンズをルーペにして拡大して見るのが原理。
 像が倒立して見えるのが特徴。倍率は対物レンズの焦点距離を接眼レンズの焦点距離で割った値になります。

 この望遠鏡は「コルキットKT-スピカ」というキットを組み立てたもの。紙筒の簡単な作りですが、レンズはアクロマート仕様の色消しレンズで、見え味はなかなかのもの。倍率は30倍。土星の輪がちゃんと見えます。
 三脚の代わりに、廃物の鉄製スタンドと自由雲台をとりつけてみました。


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