FRANGIFIAMMA Prodotto da OTOSAN

 天神がイタリア土産にもらった不思議な製品。何に使うものか当てたらえらい。

OTOSAN1OTOSAN2

 ロウ引きの布が円錐形に巻いてある。厚紙のつばのようなものをつける。

OTOSAN3 こうやって使うのだが・・・????
OTOSAN4 耳の上で燃えさかる炎。
OTOSAN5 「熱くないの?」「うん、いい気持ち。ゴーゴー音がしてる。」と宮崎さん。YPCホームページ本館のご主人だけに度胸がある。(^^)

OTOSAN6 燃え終わったものを取り出す。はじめはからだった円錐の中からなにやら黄色い粉がたくさん・・・

 実はこれ、「耳垢取り」なのだそうだ!!

「うっへー、きったねー。こんなに耳垢がつまってたの?」
「そういえばずいぶん耳の中がすっきりしたような気が・・・」
「上昇気流で吸い上げるのかなあ。」


CONO PER L'IGIENE DELL'ORECCHIO
すなわち「耳の衛生のための円錐」と、箱には確かに書いてある。
OTOSAN7 燃え残りを開くと中にもこんなに・・・
OTOSAN8
 しかし、その「耳垢」にライターの火を近づけると・・・「耳垢」はたちまち融けてしまった。つまりこれはロウなのだ。ロウの蒸気が昇華してできたロウの粉なのだ。つまりこれって「インチキ商品」???テレビにも出てましたけどね〜


【追記】当該製品はテレビで紹介されたこともあって日本国内でもずいぶん売れたようですが、97/10/01付けの朝日新聞朝刊によれば、この製品を使用して、鼓膜や耳道に傷害を受けた人が少なからずいることが日本耳鼻咽喉科学会で報告されているそうです。上記の実験でも効能書きにうたわれるような耳垢取りの効果は認められず、取れた耳垢と思われているのはロウの粉であることが確かめられています。自ら実験台になった宮崎さんの耳は幸いなんともなかったそうですが、追試をされる場合も耳には入れない方がよいと思います。くれぐれもご注意ください。


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