例会速報 97/09/24 康応義塾高校
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慶応高校地学教室見学 地学教室の施設を見せていただいた
屋上のひまわり画像受信用パラボラ。直径1m以上。
処理した画像は毎日ホームページに載せるほか、廊下に設置したパソコンで生徒に公開している。この画像ファイル及び表示用ソフト(慶応オリジナル)は下記で入手できる。
→慶應義塾高校地学教室へ
気象観測システム「ウエザーモニター」のディスプレイ。屋上と教員室内で、気温・気圧・風向・風速・降水量、室内温度・湿度・露点を常時観測している。
豊富な岩石標本は常時廊下に展示してある。
モアレで見せる電流の作る磁界 喜多さん製作
物理教育研究大会の招待公園で中国の韓さんが紹介していたものをヒントに、喜多さんが自作した。図が描かれた透明シートを移動すると、モアレパターンが電流や磁力線の方向に移動して見える。視覚的に面白い。OHPで投影可。
ルミナス 宮崎さん紹介
50×100mmほどのタイルブロック。
紫外線で美しく光る。東急ハンズで\1700。
ワインスタンドの自作 高杉さん製作
例のワインスタンドを高杉さんが自作してしまった。
PETボトルだってこのとおり。感動!!
ビデオ教材の制作 小河原さんの発表
簡単にタイトル合成できるタイトラー。ビクターのJX−T500。
手前の板の上のはかりに物をのせて、机の上から飛び降りたらはかりの針はいくらをさすか・・・といった教材をビデオで編集し、披露してくれた。
自ら空中に舞う捨て身の無重力実験がすごい。
正弦波模型 鈴木(亮)さん製作
正弦波の立体模型。授業で生徒全員に作らせる。
液体窒素電球 大西さん紹介
シャーペンの芯に電流を通じると白熱する。
液体窒素につけると酸素が遮断されるので長時間切れない。
液面すれすれでも大丈夫。
磁石に吸い寄せられる液体酸素 大西さん紹介
液体窒素を缶に入れて空中に保持すると、酸素が液化してしたたり落ちる。下の丸い物はネオジム磁石。
酸素の滴が磁石に吸い寄せられていく。酸素の常磁性の演示だが、こういう見せ方も面白い。
雨ん棒 Rain Stick 大西さん紹介
岐阜の長野さんが見せてくれたのと同じチリの民芸品を日吉駅前の青空市で入手。\8000。
無数の細い棒が螺旋階段状に交差する筒内を小石が落下して、雨のような音をたてるらしい。一応民族楽器なのかな。雨乞いに使う物だとか。
水槌の自作 小沢さんの挑戦
フラスコ内の水を沸騰させて栓をし、冷却すると減圧沸騰が起こる。冷えたフラスコ内の空間はほぼ真空になる。このフラスコを逆さに持って上下に振ると、水柱が飛び上がって落下する衝撃で、金属的な音がする。一瞬水柱内で泡が発生するのが見える。無重力になった瞬間に気泡が発生するようだ。この気泡がつぶれるときに音波が発生し、水柱の固有振動で金属音となるらしい。詳細は今後の研究課題だ。
「そんなものなら試験管でもできるよ」と市江さん。
はりきりすぎて・・・・あーあ。割ったのは渡辺さん。
渡辺泰樹さんは責任を感じてその後実験を繰り返し、後日次のようなレポートを寄せている。渡辺さんの許可を得て引用する。
しかし、ここでご注意!!下にするのは、必ずゴム栓の部分にしてください。丸い部分でやった場合、私が例会でやらかしたように割れます。私の場合、φ18×18×1.2の試験管で6本作り、丸い部分をそこにしてやって半分以上われました。
(最初は、うまくできますが何回かやるとです)さらに、1つは試験管の中間部分から割れ、破片が飛び散りました。これからお作りなる方は、注意してください。
PETボトルの爆発 金子さん紹介
PETボトルが爆発するとこうなるよという教訓。炭酸用でないと割れやすく危険。炭酸用でも圧力のかけすぎは禁物。くれぐれもご用心!!
南極の氷
ひょんなことから手に入った南極の氷。例会の最後にみんなで水割りにして飲んでみた。
氷河に閉じこめられ、圧縮された空気がはじけてピチピチ、パチパチ音がする。何千年、あるいは何万年も前の空気と氷だ。味も格別。
それではみんなでカンパーイ!
二次会
二次会にも21名が参加。飲んでばかりいるYPCだ(^^)。