100円shopダイソーに行って、掘り出し物を見つけました。子供向け(小学校中学年以上)のものですから種明かしは簡単ですが、「どのようにして作られたのか。仕組みは?」が気になるところ。複製・コピー禁のこともあり、本サイトでは数字やカードの形を変え、枚数や色の種類を増やしたりして難易度を上げ、オリジナル問題を仕上げることにしました。
(ということは、私はパズルの仕組みを見抜いてしまったということでして・・・)さて、とりあえず騙されたと思って下のマジックをしてみてください。その後でじっくり仕組みを考えていただいて、また面白いバージョンでも創り上げてみてはどうでしょうか? by kawasaki
問題:(マジシャンと被験者・・・マジシャンは背中を向けて)
【マジシャン】:下のカード6枚から5枚を選んでください。 5枚のカードは私には見せないで、余った残りの1枚をください。 そして、それぞれ5枚のカードから1つの数字を選んで(ただし、選んだ数字は全て色違いであること)合計してください。
【被験者】:合計しました。
【マジシャン】:あなたの数字は、○○○です。
【被験者】:えっ!正解・・・。もう1回!!
たとえば、【被験者】がABCDEのカードを選んだとします。A→赤44、B→青49、C→緑83、D→黒12、E→黄色44で、合計232です。他のパターンも232になるはずです。また、違うカードを選ばせて合計値は違えども、同じパターンです。
このパズルは、5枚を選んだ時点ですでに【マジシャン】が、5枚の合計値が分かっていることになります。どのパターンでも同様な結果が生まれます。それ位は簡単な種明かしで、同じ人に何回もこのマジックをすると意味がないわけです。シンプルです。では、どのような仕組みになっているのか?また、類するパズルを作ってみようか!・・・話題はつきませんね。四則演算のうちの掛け算はできそうですが・・・。等差・等比数列でいかがなものかな。
ちなみに本校の人物に「考えてみい?」と与えると、簡単そうに見えてやはり短時間では見抜けなかったので「小学生の問題で片付けたら面白くないな」ということで掲載しました。昔どこかで見たでぇという意見もありました。
イ | ロ | ハ | ニ | ホ | 計 | |
A | 37 | 44 | 58 | 71 | 80 | 290 |
B | 6 | 13 | 27 | 40 | 49 | 135 |
C | 49 | 56 | 70 | 83 | 92 | 350 |
D | 12 | 19 | 33 | 46 | 55 | 165 |
E | 23 | 30 | 44 | 57 | 66 | 220 |
F | 15 | 22 | 36 | 49 | 58 | 180 |
計 | 142 | 184 | 268 | 346 | 400 | 1340 |
0 | 7 | 21 | 34 | 43 | 105 |
0 | 7 | 21 | 34 | 43 | 105 |
0 | 7 | 21 | 34 | 43 | 105 |
0 | 7 | 21 | 34 | 43 | 105 |
0 | 7 | 21 | 34 | 43 | 105 |
0 | 7 | 21 | 34 | 43 | 105 |
0 | 42 | 126 | 204 | 258 | 630 |
0 | 7 | 10 | 21 | 38 | 76 |
1 | 8 | 11 | 22 | 39 | 81 |
19 | 26 | 29 | 40 | 57 | 171 |
27 | 34 | 37 | 48 | 65 | 211 |
34 | 41 | 44 | 55 | 72 | 246 |
43 | 50 | 53 | 64 | 81 | 291 |
56 | 63 | 66 | 77 | 94 | 356 |
180 | 222 | 240 | 306 | 408 | 1356 |
確か小学生の時に見たような。雑誌の付録かなあ。というわけで,某表計算ソフトで見てみました。一目瞭然かも。三つ目は乱数で作ったモデルです。マジックは「仕込み」も大事だけど「見せ方」も大事ですよね。うふふ。
さすがですね。鮮やかで惚れ惚れします。この様に出題の中に色んな「まやかし?」の要素を入れて整理させて考える力は、子供には必要ですよね。現実は、高校生でも相当左右されます。