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初等幾何の問題を考えたりすると、いつも高校生の頃に知った「三円定理」を思い出し、そういえばあれは「日経サイエンス」に載っていたのだと思い出し、三円定理はメネラウスで解決したけど、ゴムの棒の上の虫の話はうやむやの内に卒業して忘れてしまったなあ、などと思うような年になってしまいました。 さて、というわけで、知らない方のために。
ここに長さが1mのゴムのように一様に伸びる(ただしどこまでも伸びる)材質の棒があり、 その端に虫(芋虫のような這う者がよい)が一匹います。 この虫は棒のもう一方の端に向かって一定の速度で進みます。 この棒が「伸びなければ」1時間でもう一方の端に届くとしましょう。 ところが、この棒は一定の割合で成長(伸張)する棒で、1時間で2倍の長さになります。 つまり、30分ならルート2倍に伸びているわけで、 2時間なら、4倍って事です。
さて、この虫は無事に棒のもう一方の端に到達できるでしょうか?
っていう確かこんな問題だったと思います。
膨張を続ける宇宙でロケットは宇宙の端に到達できるか?みたいな問題定義もあったような気がします。冬の夜長に考えてみませんか?(ってどうなるのかなあ?)