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diamondの美しさ?


またまた、モル−タロウでダイアモンドを作ってみました。

なかなか見る角度によって様相が変わるもので、一見下の写真のように何の変哲もない石?の構造をしておりますが・・・・

diamond1.JPG

このように炭素原子が六角形の中心と頂点を位置する時もあれば、なかなか異物を中に通しにくい状態になります。でも正三角形の形の穴で物体の向こうに突き通りますね。

diamond3.JPG

しかし

「正方形」の穴ができて、物質内を貫通する時もあれば、

diamond2.JPG

「正六角形」の穴ができて貫通することもあるのです。

diamond4.JPG

1つの実態をいろんな角度から見て・考えてから、様相を掴み総括的に判断することって、我々の生活の中でも大変重要な生き方の1つといつも思っているのですが。違います? by kawasaki 2004.9.25

正四面体ひとつにしても,ふつうは「三角錐」として3回回転軸を意識する見方に固定しがちですが,直交する3本の2回軸をもった形として捉えなおすとがらりと見え方が変ります。「三角錐」とみるやり方自体でも,回転軸が4本あることを発見した瞬間から一種の相対化がおきます。そういう視点の切り替えと複数化はとても大切ですね。

さらに正四面体構造からダイヤモンド構造を組み立ててみると,ふたたびいろいろな問題が浮かび上がります。小さな単位→大きな構造という過程は一意ではないですから。多面体群から結晶群へというわけです。

そういうことはともかく,とりあえず手を動かし,目を働かせてモデルをいじっていくことで,大脳はひとりでに幾何学的構造を整理して記憶にとどめ,抽象化につながるストックを蓄積していくのですね。


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