NetaTaneMenu >>>> [[準フラクタル図形]] >>>> [[授業「フラクタル」高1生]] >>>> [[フラクタル授業(2学期)]] >>>> 2学期→DL
 NetaTaneMenu >>>> [[準フラクタル図形]] >>>> [[授業「フラクタル」高1生]] >>>> [[フラクタル授業(2学期)]] >>>> 2学期→DL >>>> [[フラクタル3学期(クライマックス)]]
 *2学期→DL
 ----
 COLOR(red){11月8日(木)11月15日(木)}
 
 自己紹介やこちらの発表でバタバタ。
 作ってお終いでは芸がないので,問題を考えようと
 なりました。
 以下は,先方に示すシートです。
 #ref(pattern.JPG,left)
 #ref(masu.JPG,left)
 
 やっと方向性が見えてきたのか,それぞれが別々な興味のもと独自の研究が始まりました。ここまで手を掛け,時間を要しました。なにせ,今まで上げ膳据え膳の天下り的な学習に浸かってきたような生徒達です。プログラムのソースを議論してへんてこな図を作り上げて一般性を追求したり,四面体のピースを慎重に(実は無鉄砲に作ろうとして痛い目にあって自分の首を絞めたのです。)味わいながら作るようになってきました。画像ソフトが得意になったり,c言語で作ったりして面白い様相になってきました。これは,スウェーデンに対して日本の恥にならぬよう彼らの使命感・プライドがそうさせているのかもしれません。少しずつ「創る数学」の奥深さが分かってきたみたいです。学力伸長に繋げていきたいですね。
 #ref(20071115.JPG,left)
 #ref(20071115-1.JPG,left)
 ----
 COLOR(#fe891c){MLで投げ掛けてた問題}ですね。黒板の左端は三角形の場合ですか?
 三角形の場合は見る方向が3方向になりますよね。
 フラクタルと合わせるならこちらが面白そうかも。
 (少なくともまだ,僕は考えたことがありません。)
 #ref(20071115-2.JPG,left)
 COLOR(red){正三角形の場合透過性がないかどうか(一枚の面で敷き詰まるか)}考えようとした図なので,直接求めようとしたものではないのです。
 
 →でも描いて面白いとは思いましたが,このピースの本質から外れているのでこれ以上突っ込みませんでした。
 ----
 COLOR(red){12月17日(月)}
 
 11月22日(木)に通信しようと目論んだものの高校のルーターが粗悪で
 インターネットさえも繋がらなく,急遽中止.では11月29日(木)にと思いきや,
 その時間帯に京都府全域のネットサーバーメンテナンスと悪夢が続いていました.
 そして,期末考査と....
 
 12月17日(月)に無事にスウェーデンとの交流ができました.WEBカメラを2台用いて
 交信しました.理由は後述します.
 
 (1)フラクタル次元(相似次元)を説明し,より複雑な次元を測定するために
 "ボックスカウンティング"の解説をしました.縮小率と複雑な線が通るマス目が
 幾つあるのかを数えます.データを幾つか取れば累乗近似曲線を求め,
 累乗(平面ですから1〜2乗の間)の値が次元になります.また,対数近似にすれば
 直線になるので,両側対数のグラフを用いて,その一定の変化率を次元として
 捉えることができます.
 
 素材は,[[葛飾北斎の富獄36景:http://www.sanjo.co.jp/hum/hokusai/kanagawa.jpg]]
 
 のど・スッキリ[[HALLSのCM:http://www.halls.jp/halls/commercial/index.html]]
 
 凍った車のフロントガラスetc
 
 の次元について説明し,スウェーデンの生活や自然の次元について調べるようにとスウェーデンの高校生に課題を与えました.我が校の生徒は高1ですから,対数を知りません.1人だけ対数に非常な興味を持っていたので,彼に1週間程特訓をしました.英語は苦手で友人に背後から質疑に答えるようにサポートして何とか乗り越えくれました.本人の感想「頭の中にあることを言葉で伝える難しさ.加えて英語..。打ちひしがれたぁ」
 
 (2)フラクタル3D
 
 未だ未完成ですが,ピラミッド造形物について提示をして理論を説明しました.スウェーデンの高校生は大変興味を持ち,感動していたようです.
 
 (3)スウェーデン側のレクチャー
 
 対数を学んでいないので,対数のレクチャーをしてくれました.
 アプローチの仕方が日本と異なり,少し新鮮でした.logをlgと省略したり,
 10^(logx)【←これは日本の高校生は苦手】を頻繁に用いたり,計算結果をlogの形で
 終える日本に対して,数値まで求めるスウェーデン.教育の風土の違いに戸惑いがあった次第です.対数の利用として,水酸化イオン濃度,音量,地震の上辺での説明がありました.
 #ref(polhem.JPG,left)
 
 ここで驚いたのは,彼らのIT力.
 向こうの電子黒板サーバーを用いて,PC画面上で筆談までできました(だからWEBカメラが2台必要だったのです).どうやらオーストラリアの製品を用いて,スマートメディアを利用したとのことですが,スウェーデンがIT王国と言われる力を見せつけられました.
 
 #ref(1217.JPG,left)
 
 この様子を取材され,記事に載りました.→[[記事内容:http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007122100054&genre=F1&area=K1H]]

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS