第2回勉強会
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2008(Fractal)2学期
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...
業務連絡:下の写真は小波がダウンロードしてサイズ調整も終わってます。 ---- 第2回勉強会の最新情報をアップします。 プロジェクタは大学で用意いたしますので,よろしくお願いします。 ********************************************** 各位 下記の日程で第2回勉強会を開きます。 参加資格はありませんので,是非足を運んでください。 日時 9月13日(土) 13:00−17:00 場所 京都教育大学 A1教室(守屋研究室斜向かい) 内容 1.仮題 『投象』による空間(図形)認識の力の変容 岡部恭幸(神戸大附属中) 2.高校生同士の日タイ遠隔協同学習の総合的評価 寺本京未(京教大院生) 3.学力向上フロンテア事業の実際とそこに至る経緯 岩城俊輔(京教大院生) 4.SSH用の数学教材 河崎哲嗣(京教大附属高) 5.学力向上アクションプランの課題 守屋誠司(京教大) 7.造形活動が空間認知に及ぼす影響 渡辺伸樹(京教大) 8.知的障害者に対する数概念の指導 室谷千絵(工房ぽぴんず) 9.カライドサイクルの数理 大西俊弘(奈良女子大附中等) 〒 612−8522 京都市伏見区深草藤森町1番地 京都教育大学 守屋 誠司 筺。娃沓機檻僑苅粥檻牽横毅 ****************************************************** 1.「投象」による空間(図形)認識の力の変容(1)−中学1年生を対象とした授業実 践− 岡部恭幸(神戸大学発達科学部附属住吉中学校) 空間(図形)認識の力の育成には,「3次元空間にある図形を見て,描く」という作業 が効果的である。そこで,「投象」を用いて中学1年生を対象に行われた授業実践の内 容と効果について報告された。 2.造形活動が空間概念に及ぼす影響 渡邉伸樹(京都教育大学) 3年生の空間概念が,造形活動を行うことによって発展するのかを教育実験を通し て探ったものであった。造形活動とは,具体的にはアシカを紙粘土で作るというも のである。教育実験の結果,造形活動を行うことによって,1学年以上子どもの空間 概念が発展すること,すなわち造形活動が描画の空間概念に深く影響を及ぼすこと が明らかとなった。 3 SSH用の数学教材 河崎哲嗣先生(京都教育大学附属高等学校) .汽ぅロイド曲線,△弔蟠兇凌学,3Dトリックアート,ぅルーレス・ソー ラーボート大会,など数学教材の紹介と実践例を挙げたものであった。,砲弔い は,最速性を示すサイクロイドレース,等時性を保つサイクロイド振り子の紹介, △砲弔い討蓮し垂曲線の指導,については,空間ベクトルを用いた3Dトリック アートの指導,けいはんなDEサイエンスの報告,い砲弔い討蓮GPSを搭載した,C 言語によるプログラミングで動くボート用いたレースの紹介であった。い砲弔い は,中学校で教材化できるという意見も出た。 4 カライドサイクルの数理 大西俊弘先生(奈良女子大学文学部附属中等教育学 校) 四面体を環状に連結された「カライドサイクル」の紹介。四面体の数を増やした時, 閉じたカライドサイクルを作るにはどうしたらよいか考えた授業実践を報告され た。カライドサイクルの展開図を描くのに,大阪教育大学附属高等学校池田校舎の 友田先生が開発された「GRAPES」を利用されていた。授業の拡張として,四面体を 構成する三角形を変化させたり,展開図を変化させたりされていた。コンピュータ グラフィックの多用されたプレゼンテーションで,カライドサイクルの動きに釘付 けになった。 5 障害者に対する数概念の指導 −十進位取り及び記数法の指導− 室谷千絵(福 祉工業所工房ぽぴんず) 障害者教育の視点から,知的障害者1名に数概念の指導を行った研究を発表された。 基本的な買い物スキルを身につけている知的障害者を対象とし,より合理的な支払 い行動の習得を目的とした指導を行った。ちょうどの金額を支払うことは困難と言 われてきたが,適切な教材を使った十進構造の指導を行うことで,正確な支払いが できるようになり,十進位取り記数法もマスターできた。 6 小学校4年生における小数・分数の指導 立花昌代先生(京都市立音羽川小学校) 分数と小数を絡めて学習させることを目的とした4年生を対象とした授業実践の報告 であった。その際,数直線よりももっと児童が操作でき,操作することで思考の手 助けになる教具としてfraction stripsという教具を用いられていた。 7 学力向上フロンティア事業の実際について 岩城俊輔(京都教育大学院) 学力向上フロンティア事業の実態を明らかにするため,この事業の経緯を探り,実 施されるまでの教育の動向について報告された。また,現在行われている事業の実 際を報告された。 8 シンポジウム「学力向上アクションプランと数学教育」教育の構造改革の実際と 課題 守屋誠司先生(京都教育大学) 文科省から「教育の構造改革」が出されている。これを受けて,各学校では様々な 取り組みが行われている。学力向上アクションプラン事業の課題として,〆能目 標までの目標の系統性,内容の検討やカリキュラムの編成,子どもたちの実態 の調査と分析,ぞ学校に算数専門の先生を増やす,ナ拔の雰囲気,校内研究 の組織作りを挙げられていた。ここでは,来られていた先生方から学校現場の現状 を教えていただいた。
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