2006年7月8日(土)の例会の記録第2ページです


太陽系シュミレーター
(成相さん)
 ブルーバックスの太陽系シュミレーターの紹介です。
 付録のソフトで、太陽系の惑星から見た夜空のようすなど知ることができます。
 ¥1900。今月は七夕の月ですから、このソフトで天の川をゆっくり見てみるといいですね。

回り続けるコマ2
(山岡さん)
 前回の例会で「磁界中で回り続けるコマ」を発表しましたが、外枠のコイルがなんともじゃまに感じるということで、新しい型の「磁界で回り続けるコマ」を作りました。

 サーチコイルで磁石の接近を感知し、主コイルで磁石を引き回転のトルクをコマに与えるという仕組みです。

 安定してよく回り続けますが、モーターの回転子が回っているだけという見方もでき、本人はやや意気消沈。
 

 4個の磁石を円盤に貼り付けます。

 サーチコイルと主コイル(2個)が見えます。

回り続けるコマ3
(山岡さん)
 今度は水の位置エネルギーで回り続けるコマです。
 4つのペットボトルにたまった水を底から放出。その反動でトルクを得て回ります。
 
 外部から水の補給を受ければいつまでも回り続けます。

 圧力のない水でも回り続けるスプリンクラーといえるでしょう。

 どこで回すの?という声に
再び意気消沈。

2段式すっとびロケット
(船橋さん)
 前回の例会で児島さんが発表した「すっ飛びストローロケット」にいたく感動した船橋さん。2段式にできないかと考え、成功しました。
 一段式よりよく飛びます。
 
 1段目は直径60mm、2段目は直径30mmのスーパーボールを使っています。ロケットはストローとビニールテープで作ります。

 黄色のテープはボールが飛び出さないようにするためのアイデアです。

 2段が成功なら3段も、という算段。
 これも大成功。
 ほんの少しの落下距離で天井までストローロケットが飛んでいきます。
 

電動歯ブラシカー
(船橋さん)
 「楽しい授業」に載っていた、青森の野呂さん作、電動歯ブラシカー。
 電動歯ブラシと洗濯バサミと竹ひごと発泡スチロール球だけでできます。
 歯ブラシのスイッチを入れると元気良く動きます。
 
 どうして走るのかを考えさせる良い教材になりそうですね。

「内部被爆の脅威」-原爆から劣化ウラン弾まで  を読んで
(戸田さん)
 劣化ウランの被害などを気に掛けていた戸田さんが、この本を読んでたくさん学ぶことがあったそうです。
 大切な指摘を多く受けた中身の濃い本だけに、細部のあいまいな記述、不正確な記述に心配をしています。
 例をあげると、放射線分子という用語を良く使っているが、放射性物質のこと。
 プルトニウム239の半減期が12000年と記述されているが、事実は24360年。
 等

 

モンキーハンティング
(臼井さん)
 ゴムひも鉄砲でモンキーハンティングです。弾の発射と同時にクリップが抜けひもがはずれるという飯田式です。
 残念ながら試射には成功しませんでしたが、授業では、やってみることで斜方投射への理解が深まると思います。

物理教室におもちゃを
(臼井さん)
 けん玉、ストロー人形、写真のビー玉落とし(正式名称不明?)、カエルロケットなどのおもちゃを物理教室においてあるそうです。
 生徒達が放課にさわって遊ぶそうです。
 授業中に回すと、さわりもせず見るだけのものでも、自由に触れる放課では自ら触って動きを見たりしているようです。
 
   
 ビー球がうまく下まで落ちないことがある。なぜかを考えさせたところ、放課にいろいろ触って解を見つけたそうです。
 カエルロケットも、よく飛ぶにはどうしたらよいか考えさせ触らせることで、物理的に物事を考える生徒が出てきているそうです。

 手の届く教材をたくさん置いておくと、良い結果をもたらすかもしれませんね。

回り続ける円錐
(臼井さん)
 フリーマーケットで手に入れたインテリア?
 電源を入れると、円錐形のものが台上で光って回ります。

 どうして回るんだ?ということで解析開始。
 円錐物体は、底にネジが吸いつくことから磁石が中にあることがわかります。

 台を分解。コイルはLEDを光らせるためのものと推測。
 中心部はモーターで回転する磁石が3つ。

 アクリル板の上でも回ります。

 円錐物体をよく見ると、どうも磁石が斜めに入っている。 
 早速議論が始まりました。
 
 円錐物体の底の中心部が平らになっている。このため、台からの抗力を受ける位置と円錐物体の重心と磁力を受ける作用点が一直線状にないことで、台の磁石の動きが円錐物体のトルクを生むということになりましたが・・・。

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