富士山測候所99/08/29

 標高3776mの富士山頂剣が峰に設置された富士山測候所は、高層気象や南方沖合の台風を監視する前線基地として活躍しています。過酷な勤務条件の中、常時5人の所員の方が交代で観測を続けています。測候所は非公開施設で一般人は入れませんが、気象庁予報課の三浦さんのご紹介で、特別に所内を見学させていただくことができました。今年10月で運用を終了するレーダーの動いている姿を見学する最後のチャンスでした。

北東側より火口ごしに望む剣が峰。

剣が峰3776mに立つ測候所とシンボルのレーダードーム。

一行五名はまず所内で観測班長さんのお話をうかがいました。

気象データは刻々ここに自動記録され、本庁に送信されます。天気は目視です。

800km四方を監視するレーダー室の計器群。三菱製の装置でした。

このレーダーは’99年10月いっぱいで運用を終了します。ちょっと寂しい。

強力なマイクロ波を発信中のレーダーは危険です。これは作業用の金属箔入り電磁防護服。

地下室にある非常用発電装置。落雷で停電したときなどに使います。

冬季作業用の耐寒服。ドームや風力台につく氷を落とすなどの野外作業用です。

【関連記事】
富士山オフ
富士山頂からの山岳展望
富士山で気圧の実験


BACK一つ前のページへ

天神のページ・メニューへ戻る

To HOMEホームページに戻る