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いち早く春の訪れを告げる花、河津桜(カワヅザクラ)。菜の花(アブラナ)との色の対照が目を楽しませてくれます。カワヅザクラはウメと同じ時期、2月になると早々と咲き始める早咲きの栽培品種で、原産地はここ、静岡県賀茂郡河津町です。出自ははっきりしていて、1955年に同町の飯田勝美氏が河津川沿いで自生しているのを採取した苗が起源だそうで、樹齢70年を迎えた原木は今も現存します。
オオシマザクラとカンヒザクラの雑種にさらにカンヒザクラが自然交配した種と考えられており、濃い色の大輪の花をたっぷりと咲かせる見応えのある桜です。花期が長く、一箇月にわたって花が楽しめますが、満開の時期を予測するのが大変難しいそうで、ツアー客泣かせだとか。今年は3月に入ってようやく満開を迎え、「第35回河津桜まつり」は期間を3月9日まで延長して開催中です。詳しい情報はここ。
昆虫が活動しないこの時期に花を咲かせることは、自然の生存戦略としては不利ですが、早い開花が人間に注目されたことで接ぎ木などで子孫(クローン)を増やし、全国に生息域を広げたというわけです。
参考:河津桜まつり情報局「河津桜とは」 (2025/03/04更新)
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