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はじめの一枚:こんなところに小さな科学
 複数の大型恐竜の骨化石が折り重なるように発見された発掘現場。こうして骨の化石が集中している地層をボーンベッド(bone bed)といいます。日本語では骨化石密集層、骨化石含有層あるいは骨層などと訳されるようです。カナダ・アルバータ州の砂漠地帯バッドランドでは毎日このような現場での発掘作業がすすめられています。
 おびただしい数の大型恐竜化石を産するこの地は、今から6500万年以上前の中生代白亜紀のころには、洪水で流されてきた恐竜の死骸がまとまって流れ着くような場所だったと考えられます。砂の粒度が揃っていることからそこは河口付近だったのでしょう。死骸が化石化するためには微生物などによって分解されないで残らなければなりませんから、大量の土砂で一気に深く埋められてしまうような大洪水があったと推測されます。(2011/02/21更新)
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