2018年12月8日(土)の記録の第2ページです


 板倉氏と科教協(鈴木さん  
 仮説実験授業を提唱した板倉聖宣さんが今年2月に他界されました。鈴木さんは、板倉氏の仮説実験授業のはじまりと科協教の関わりを過去の文献からや関係者のインタビューから調べてみました。
 当時を知る人からは、科学教育研究協議会(科教協)の常連で仮説実験授業の意義を訴えていた板倉氏ですが、科協教内の玉田氏たちの到達目標学習課題方式のグループや、高橋金三郎氏などが提唱した極地方式のグループと、激しく対立し、独立する道を歩んだのではないかいう声もありました。   
 仮説実験授業が生まれた時期に書かれた本です。  当時の理科教室には仮説実験授業への激しく批判した論文も。
 1964年遠藤 豊, 玉田 泰太郎氏による「ぼくらは科学者6年生」が出版されました。この本の中には、板倉氏の代表作「ばねと力」に使われている実験がいくつか登場します。

 板倉氏が科協教の全国大会の、レポートで聞いて、罵倒したという実験も採用されているとのことでした。

 その辺りは、国立教育研究所所属という地位がそうさせたのでしょうか。

 科協教の成果も取り入れ、仮説授業の授業案を作っていったようです。  
 板倉氏が影響を受けたのではという「ぼくらは科学者」。1964年発刊。

 アンドロイド版「アドベンチャーブック」 (成相さん  
 杉本さんが作った「アドベンチャーブック」をアンドロイド版のアプリにしました。

 絵は成相さんが新たに描いたものです。

 時代の流れにマッチした物理アプリ、遊びながら、物理法則への理解深まります。
  Google playでadventure bookと検索すればヒットするそうです。

 是非、ダウンロードして遊んでみてください。
 試しにやってみると、ゲームオーバー。難易度は高いです。  アドベンチャーブックのダウンロード方法を説明する成相さん。

 減塩しおを使った一様な磁場中での荷電粒子の軌跡 (林さん  
 減塩しおである「やさしお」。塩化ナトリウムの代わりにカリウムの放射性同位体を成分元素とする塩化カリウムが含まれており、β崩壊が起こっています。

 林さんは高感度霧箱を用いて、ほぼ一様な磁場をかけ、ローレンツ力を受けるβ線の飛跡から、β線(電子)の速さを測定する実験を実現しました。
 減塩しおのやさしおには放射性カリウムが含まれます。
 新たに製作した水平方向観察霧箱内に、上から黒ラシャ紙をポリエステル被覆線でつるし、表面にやさしおをのりづけし、放射線源とします。
 そして、霧箱の上に大型リング磁石を置き、ほぼ一様な磁場をつくます。

 β線の飛跡は、iPadなどで動画撮影し、動画の中から飛跡を見るのに適当な瞬間の画像を選び、曲率半径を求め、等速円運動の運動方程式から、β線の速さを測定するというものです。

 会場では、実際に測定は行いませんでしたが、非常に有意義な生徒実験が行えそうですね。
 新たに製作した水平方向観察霧箱です。

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