2015年6月27日(土)
   暗号の数学             2015年度 講座一覧へ 
         栗田 和輝  先生岐阜県立岐阜高等学校     

                                                                          講座で使用するワークシート

  お奨め本: 『面白くて眠れなくなる数学』(著:桜井進 出版:PHP研究所)                               評価感想

先ずは暗号文。どんな法則が隠れていますか? 「ひみつ」を一文字ずらすと、偶然に 伝えたい人に秘密を知らせるときに、他人に見破られないように
暗号化することが大切です。でも、その暗号の解錠を互いに知
っていなければなりません。
「相手への指示」と「数の変換」の仕組みを異なる
ようにして、数のマジックを考えてみましょう。
5倍して0.1で割った「数」を送り、相手にはその数を
2倍して、100倍し下二桁の数を削除してもらう。
残りの数字が伝えたい数だと分かるね。 
「伝えたい数に99をかけて、99を加えた数字から、
下2桁を削ると、伝えたい数が分かります」と答えて
くれた参加者
 
ある参加者は、
『相手に数字の「9」を伝えたいとして、暗号化した数
48を送ります。相手には10で割って2で掛けた数の
小数点を切り捨てれば良い』と答えてくれました。
暗号の仕組みを発表してもらった板書の様子 そこで、自然数を何回か掛け算して、1の位の数の
特徴を見て、暗号化できるか考えてみましょう。
参加者のワークシート(特徴)
を掴んでいますね。
さぁ、この一覧を見て、非常に面白い様子が見えて
きませんか? 
前期最後の講座でした。御苦労様でした。