【具体的内容】
1.振り子の紹介(長さ1m、おもり30g、振れ幅30°)ここで、周期の計り方を確認する。
2.振り子の周期を1秒にしてみましょう。
方法 ⇒ 「おもりを重くする」「長さを変える」「振れ幅を小さくする」
3.順に実験をする
(1) おもりを変えてチャレンジしよう。
(2) 振れ幅を小さくしてチャレンジしよう。
(3) 長さを変えてチャレンジしよう。
※ ここで、表、グラフ、(式)に表すことを確認する。
4.振り子の周期を5秒にしてみましょう。
※解決できる方法はグラフから予想する。式に表せるとベスト!グラフから予想し、実際に実験できるように。
5.実験して周期が5秒になるか確かめる。
「重さ」「ひもの長さ」「振れ幅」を決めて | 長谷川先生「自作」の単ふりこ実験装置で | 手を離した地点から戻るまでのタイムを |
計測したら、およそ2秒(周期)になりました | 周期を1秒にしたり、ひもの長さを変えたり | ひもの長さを変えると、周期が変化しそうだ |
ひもの長さと周期の関係をグラフに描いてみ ると、見慣れないグラフが出てくるぞ。 |
振れ幅を変えても、周期はさほど変化があり ません。厳密理論では30゚程度越えると等時性は保たれ ません。 |
重さを変えても、周期はさほど変化があり ません |
この内容は、「単振り子の等時性」についての問題です。周期は「ひもの長さ」によって変化します。高校物理の「力学」の授業でも登場しますが、
振れ幅を大きくすると周期は少なからず、変化するのです。それでは周期が一定になるような振り子ってあるのでしょうか?
「新科学対話」(岩波文庫)においてガリレオ・ガリレイが、そのような性質を持つある曲線について述べていますが、ホイヘンス、ベルヌーイ、ライプニッツ、
ニュートンまでこの議論に関わっています。