各発表者の発表の概要(大会当日に配られたパンフレットより)
○滝川洋二
<市民が支える社会をめざし科学ボランティア100万人時代を作ろう>
ガリレオ工房がチャレンジしてきた実験教室等
青少年のための科学の祭典(主催日本科学振興財団)
青少年の科学体験祭り(主催日本科学協会)
NECガリレオクラブ・全国9ヶ所(主催NEC)
夏休み中学生実験教室(主催オリンピック記念青少年センター)
PTA等主催実験教室
科学館主催実験教室(東芝科学館・ワンダーラボ他)
サイエンスレンジャー
実験ショーの新しい形態――エネルギーを考えるサイエンスライブショー
豊橋・佐賀他の自治体主催の実験ショー
実験教室を支える市民を育てる新しい動き
科学ボランティアが時代を変える
○中司展人,山下広介
butukuraは北海道の科学の祭典では中心的な存在になりつつある。これは「北海道に科学
ボランティア団体がない」ことと「どの大会にも参加できる状態にある」ことが理由である。
それにつれて知名度も上がってきたため、様々な企業や自治体から実験教室などの依頼が増
えてきた。そのうち、夕張市「石炭の歴史村」とキロロリゾートで行った実験教室の失敗談
などを取り上げる。また、2月に行うことになった初のbutukura独自イベント「サイエンス
フェスティバルin中標津(仮)」について、経緯や目的などを含めて、実際に実施する上で
の問題点や課題などをお話しする。最後に、昨年ポスターセッションで発表した「ぶつくラ
ボ」について軽く触れる。
○淺井武二
<科学教室はシリ−ズで!>
イ)経過:
昨年、国蝶のオオムラサキで有名?な隣町の「埼玉県比企郡嵐山町」の教育委員会からの
依頼で立ち上げた6〜11月各月1回の「科学教室」の経験から、自分の町「熊谷市=人口
16万人、世帯数6万」でも是非やってみたいと考え、市の「中央公民館」館長に働きかけ
て実現した。
'02年10月に最初の打ち合せ。概略の日程、テーマ、参加費等。12月 詳細決定。
'03年2月「市報 くまがや」で募集。(対象者は小中学生、小学3年生以下は保護者同伴
/参加費:傷害保険を含め600円)〜3月13日締め切り。(35名)
ロ)日程:市や県の活動は、早くて5月初めなので、初回を新学期が始まる前の4月4日と
し、4月3回、5月は連休明けの5月10、17日の計5回シリーズとした。
ハ)テーマの選定に当たって考慮した事:
@身近な材料で作れる事。
A部材費にお金を掛けない事。
B小学校教科書に関連付けられる事。
ニ)参加費:600円(部材費=450円、保険=150円)
ホ)アンケート用紙:A4両面に全項目の感想を書ける様にし、毎回終了時に回収し、次回
受付で本人に渡す方法をとった。 終了後出席の良かった子にハガキを出した。
ヘ)出席率:当初の募集定員は30名だったが、応募が35名だったので、全員受け入れる
ことにし、結局全く出席しなかった子3名を除き32名、出席率79%。
ト)苦労:会場が何の設備もない「大ホール」なので机、椅子、ビデオプロジェクター以外
は全て持ち込み。
チ)感激:でも、そんな苦労を吹き飛ばすことが何度となくあった。
@"メダカ"の時、顕微鏡を覗いていた子が"ワーすごい!お母さん!来て!来て!"
Aこんな材料で出来るんだ?! 家に帰ってまた作ってみよう!
B最後の水ロケットでは、公民館で製作し近所の小学校の校庭で飛ばす予定でしたが、テ
ーマを相談した先生に報告に行ったところ、何と教室を使って下さいとの申し出があり、
当日は校長先生を始め3名の先生方が出勤して我々を援助して下さった事です。
リ)進行:演示者は私一人でしたが、会場の設営(机並べ/片づけ)、受付等は公民館の館
長、副館長、他1〜2名が常時活動してくれた。
そして、その回の終わりに、必ず次回の完成品を見せて概略説明と持参するものの約束。
これも、出席率UPに寄与しているのではないかと考えます。
○横山玲子
<ひとりで勝手に始めた実験教室>
私は現在、小学生以上を対象とする公民館主催の実験教室を年4〜5回行っています。でも、
これはもとは公民館に頼まれたのではなく、私がひとりで勝手に始めたものです。しかし、そ
れを続けていくには公民館やいろいろな方々の協力や助けがありました。6年前、実験教室を
始めるにあたっては、公民館に会場を借りる申し込みをし、友人知人に参加者集めをお願いし、
また参加者募集のポスターをスーパーや郵便局などに貼らせてもらいました。これまでに26回
実施し、その間に公民館からの申し出により公民館主催講座となり、募集も市の広報に掲載し
てやってもらえるようになりました。また、協力してくださる友人知人も現れ、現在はその方
々に当日だけアシスタントをしていただいています。
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