第3回科学教育ボランティア研究大会─分科会
■分科会4「あなたに自信をつける科学実験ネタ」(中級向け)分科会

■発表者 松村浩一   山口県防府市立華西中学校 教諭,         サイエンスレンジャー 北野貴久   神戸市村野工業高校,        オンライン自然科学教育ネットワーク 海老崎功   不思議科学実験室・マジカルサイエンスラボ
 
各発表者の発表の概要(大会当日に配られたパンフレットより)

○松村浩一
<モアレの不思議、「気合チェッカー」を作ろう>
 すだれや網戸に、不思議な縞模様を見たことはありませんか。この縞模様を「モアレ」といい
ます。日本語では、「干渉縞」というそうです。模様の重なり合いで、新しい模様が生じます。
この模様は、少しのずれで、大きく、微妙に変化します。よく観察すると、この模様の変化
には規則性が見られます。片方の模様を上下、左右に移動させます。どのような変化がおき
るでしょうか。探ってみましょう。この現象のいろいろな応用例を紹介します。また、この
変化を利用して、おもしろい工作(「気合チェッカー」(命名 松村(笑))に取り組みます。
実験ショーなどの「つかみ」に使えます。

○北野貴久
<科学マジック、ちょっとのひねりで注目度アップ>
 例えば、同じラーメンでも・・・コショウを入れるとより美味しく食べることができたり
する。同じ実験をしても、ワンポイント変えるだけで注目度がアップ・・・。実験ショーや
授業で得たさまざまな事例を元に「こうすればウケた。うまくいった」というノウハウをお
なじみの実験を例に説明します。また、今回は特別にカード(トランプ)を使った暗算勉強
法、そしてそして、私がいままでにやってきた中でもっとも危険な科学マジックを披露、伝
授しちゃいますよ。
内容 @ ショーでの子供との対応アドバイス
   A 最も危険な科学マジック
   B 携帯電話のありかを当てる
   C 燃やしてしまった文字を読みとる
   D 計算が好きになるか嫌いになるかのカードマジック
                  などなど(一部変更ありうるかも)

○海老崎功
<チョット工夫,はモノの工夫だけではない>
 この分科会のタイトルが気にくわない…。本当にチョット工夫したくらいですごくなるので
しょうか? いくらすごい実験や工作でも,子どもたちにそれを正しく伝えられる人と,そう
ではない人がいます。両者の差は小手先のチョットした工夫などでは到底埋まらないものだと
いうのが持論です。私の実践がすごいかどうかわかりませんが,いつもどの程度の準備をして
いるか,まずお見せしたいと思います。そして,実験教室やサイエンスショーの「核」になる
ような実験は,チョット伝授したくらいでは不足ですので,その他の「あれば便利」的な内容
をいくつか紹介したいと思います。ちなみに私は実験ショーの中で「この内容だけは必ずやり
たい」というような思い入れのあるモノはありません。実験教室やショーは生身の人間が相手
です。「やる予定」ならともかく,その相手の反応を見ずして「絶対にやる内容」など決める
ことなどできないというスタンスです。




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