キッズプラザ大阪
キッズプラザ大阪は、大阪市扇町公園の一角にある。地下鉄堺筋線「扇町」駅前、JR環状線「天満」より徒歩5分。
じゃぶじゃぶポンプ
プールの四隅に4種類の手動ポンプ(ピストンポンプ、ぜん動ポンプ、ボールポンプ、アルキメデスのポンプ)がセットしてあり、中央のたるに水をくむ。水がいっぱいになるとたるがこけて水がこぼれる。空になったたるは自然に起きあがる。これがほんとの「おきあがりこぼし」?!(^^)
体の中をのぞいたら
人体のしくみを説明した展示がかなりある。これも人気で行列ができていた展示の一つ。胸部X線撮影の仕立てて、あたかも自分の体内を透視しているかのようなディスプレイ。心臓の位置や動き、血液の循環などが一目瞭然。もちろんハーフミラーを使ったトリック。
視線制御フィルム
新素材コーナーで見かけた視線制御フィルム「ルミスティー」。面に対して斜めの視線では透明なフィルムだが、垂直の視線に対してはご覧のように不透明となる。学研の「科学」の付録で「とうめい仙人」とかいう名前で紹介されていた記憶がある。
大きな手
手袋式のコントローラーに手を入れてグリップすると、機会じかけの大きな手が動く。巨人の手につかまれた気分は?裏側の空気圧式アクチュエータ(右)も見せているのはなかなかよろしい。
ミュージックドーム
世界各国の民族楽器の実物に触れて実際に演奏してみることができるコーナー。文化人類学的な展示だ。このごろこういう体験型展示展示も各地の博物館で見かけるようになった。
わいわいスタジオ、テレビマンになれるかな
関西放送が一枚かんでいるだけあって、立派なテレビスタジオがあった。カメラマンになったりキャスターになったり、実際の番組づくりが体験できる。編集装置類は本格的なものだった。
コンピューター工房
コンピュータ教室では子供達がホームページの作り方を学習していた。ここは時間ぎめ予約制である。
キッズプラザは財団法人大阪教育振興公社が経営しているが、市が土地を提供し、関西テレビなど民間会社が建物を建てて共同出資するなど、官民相乗りで設立された、これまでにないタイプの博物館である。小学生をターゲットにした展示はかなりアミューズメント色が強いが、生命と技術という傾向の異なるテーマを融合させた斬新な展示物が目を引く。
今回は時間がなくて全部の展示を見ることができなかったが、オープンしたてということもあって、なかなかの人気で館内はかなりこみあっていた。ただ、入館料大人¥1200、小人¥600はこの手の博物館としてはかなり高額なので、このスタイルが今後市民に受け入れられていくか注目されるところである。