’99春の【理科の部屋】湘南オフ (99/03/07 北鎌倉)
神崎さん、萩谷さんの主催で湘南オフが開催されました。北鎌倉駅〜葛原が岡〜銭洗い弁天〜鎌倉駅のコースで、化石採集をしながらの自然観察です。 参加者は主催者のほか、森さん親子、西園寺さんご一家4人、杉山さん親子それに私、総勢11名でした。
13:30北鎌倉駅前ワイツギャラリーに集合。あいにくの雨模様です。
「広辞苑」の生物画などで知られる牧野四子吉の植物生態画展を見学。
こじんまりとした静かなギャラリーに繊細な植物画が展示されています。
浄智寺山門。この左側の道をたどると、葛原が岡ハイキングコース。
登山道入り口。雨をものともせず登山開始。お子様4名も元気に参加。
天柱峰(てんちゅうほう)の石碑。独文学者関口泰が命名したそうです。標高約100m。
葛原が岡神社前。尾根筋は源氏山へと続く公園になっています。
公園の一角にあった野鳥の説明板。ここから左へと道をたどり、化粧坂へ。
化粧坂(けわいざか)の露頭で化石採集。普通に人が歩く道に貝化石が・・・
切り通しの崖に露出したほぼ完全なホタテガイ?の化石。
足下に埋もれていたツノガイの化石。太さ約1cm。
二枚貝の破片。幅4cmほど。もとの貝はかなり大きかったのでしょう。
三浦一家が苦労して掘り出した貝化石を含むブロック。
観光客が踏みつけにしている地面にこんな立派な化石が含まれています。
萩谷さんが指しているところが、池子層(下)と浦郷層(上)の不整合面。
道の段差のところに見られる不整合面(画面中央)。下の砂岩は三浦層群池子層で300〜500万年前の地層、上の礫岩とその上の貝化石を含む砂岩は上総層群浦郷層で約100万年前の地層です。ここを通る人は1ステップで数百万年をジャンプします。
それにしても、観光で何度も歩いているこの道で、化石がとれるなんて知らなかったなあ。
銭洗い弁天宇賀福神社の入り口。池子層の泥岩層をくりぬいたトンネルの参道。
トンネルを抜けるとたくさんの鳥居が続きます。
黒部五郎さんお薦めの「こくに茶屋」で休憩。ちょっと裏手にあります。
こくに茶屋で一服しながらふと窓外を見ると、木の上にタイワンリス(左)とキジバト(右)が・・・。見つけられますか?