マジックショー・オフ 99/12/11 中村理科工業自由実験室

 遠く滋賀から田中玄伯さんを招いて、【理科の部屋】主催の「マジックショー・オフ」が開かれました。40名あまりが参加しました。

第一部・自由市場・自由発表 田中さんの到着を待つ間、販売コーナー、発表会が開かれました。

 販売コーナーでは、参加者の著書の割引販売の他、同日池袋の国際化石鉱物ショーで仕入れてきた格安の化石や100円の元祖水ロケットなどが販売されました。

 自著の売り込みをする宮内さん。左は司会の左巻健男さん。

 中村理科の社長のマンタさんは、カレンダーで自社製品の肖像画シリーズの宣伝。このカレンダーは参加者全員にお土産として配られました。

 長野の轟さんが持ち込んだのは「ブタの肺のレプリカ」。本物のブタの肺の気管にシリコン樹脂を流し込んで型取りしたもの。

 新潟のごろごろぼっちさんが持ってきたお土産の一つ、ツクバネの実。その名の通り羽根つきの羽根のようです。

 東京電力の埼玉支店が実験教室の教材として無料配布したという「ブンブン発電機」。青いひもを引いてブンブンゴマの要領で発電します。二つのモーターが発電機がわり。整流回路もついていて、交流・直流両方の実験ができるすぐれもの。
 申し訳ないことに紹介者のお名前を失念しました。すみませんm(__)m。

  にしきさんの発表ネタのひとつはご自慢の手作り大型表示器付きテスター。ポータブルなので野外実験などでも威力を発揮します。

 神崎さんの発表は「恐竜のタマゴ」の自作法。風船に石膏を入れて固めるのですが、うまく膨らませ流し込むツールを開発しました。

 中村理科の新製品発表・その1。熱発電素子「鉄シリサイド」はP型・N型の二つの半導体素子の接合部を直火で加熱することにより、ゼーベック効果により起電力を発生します。熱電対と同じ原理ですが、モーターが回るぐらいのエネルギーが生み出せます。

 中村理科の新製品発表・その2。高性能の「燃料電池」。注射器で水素を圧入するだけで空気中の酸素と反応して起電力が発生します。ほんのちょっと水素を送り込むだけでモーターがブンブン回りました。電極物質の詳細は企業秘密とか。発売は4月からの予定。

 これも中村理科からの出品。尿素で結晶樹形を作ったもの。バインダーの配合などに若干のコツが・・・

第二部・田中玄伯マジックショー いよいよ田中さん到着。汗を拭う間もなくマジックショーの開幕です。

 まずは小手調べにスプーン曲げのテクニックあれこれ。何も細工していなくても首を持って揺らすだけでさも曲がってきたように見えてしまいます。

 ビンの口にゴムの膜でふたがしてあります。その上に1円玉が一枚。さらに10円玉を重ねて指でぐいと押すと、一円玉だけが膜を通り抜けてビンの中に落ちます。もちろん穴なんてあいていません。お相手は小森さん。

 水を目の前でワインに変えます。ピッチャーの水をグラスに注ぐと、そのたびに色が変わったり消えたり。おなじみの化学マジックを組み合わせたものですが、話術で楽しく演出します。

 神崎さんが無作為に選んだカードを見ないで当てるばかりでなく、ポラロイドカメラに「念写」します。カメラで神崎さんの顔を写すと、写真の額には選んだカードの像が・・・


 これもおなじみ「共振」を利用した物理マジック。ちょっと道具に凝るともっともらしく見えます。

 クリップでとめた塩ビの輪。下から順にクリップをはずしていきます。どうなるかを最後まで当てたらこの2万円はあなたのもの・・・?もちろん予想外の展開が・・・

 向こうで布をかぶっているのはあら坊さん。布の下で見えないように書いた図形を当てます。同様のテレパシーマジックがいくつか紹介されました。

 ショーが終わって懇親会に入ってからも、宮内さんやあら坊さんは熱心にマジックを教わっていました。引っぱりだこで食べるヒマもない田中さん。どうもご苦労様でした。

 第一部、第二部とも、ここでご紹介できたのは出し物のほんの一部です。ご紹介できなかった皆さん、ごめんなさい。

 田中さんのマジックについてもっと知りたい方は、田中玄伯著「『超能力』授業入門」(かもがわ出版)と下記のWebページをどうぞ。

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