KAST青少年科学技術フェスティバル2000 2000/08/24 KSPホール

公開実験講座:発光クラゲの遺伝子で光るマウス

 KASTの研究プロジェクトを紹介するプログラムでは、宮島篤東大教授の幹細胞制御技術が披露された。発光クラゲの緑色蛍光タンパク質GFPを作り出す遺伝子を、発生初期のマウスの胚性幹細胞(ES細胞)に移植して「光るマウス」を作り出すことができる。これを使って発生過程で造血細胞がどのように変遷し、役割を変えていくかなどを追跡することが可能になった。


緑色に光る発光クラゲ

ブラックライトの紫外線で蛍光を発するヌードマウス

サイエンスライブ

虹・アラカルト


おなじみの虹スクリーン。製作お持ち帰りコーナーあり。

水滴内での光線の経路を示す実験。

CDの表面で反射した光が干渉により分光するようす。

麦球の光がCDで反射して作る美しい虹の輪。

半球と三角プリズムで楽しむ屈折・全反射


プリズムの後ろの文字はこんなふうに反射して見える。

それではこのプリズムの下のパターンはどうなっているか。

水入りの半球レンズ。平面側から見ると赤しか見えない。

裏の球面側から見ると、赤だけが見えない。

放物面鏡で大実験

 直径61cmの大きな放物面鏡でいろいろな波を反射、収束させる実験。
 一方の焦点のところでささやくと、他方の焦点にいる人に声が届く。
 一方の焦点に電球を置くと、他方の焦点に光が集まる。
 一方の焦点にアルコールランプを置くと、他方の焦点に置いた温度計の示度が上昇する。
 一方の焦点に携帯電話を置いて発信すると、他方の焦点に置いたラジオに雑音が入る。

なんでも通信実験


電話の歴史をたどりながらいろいろな通信手段を再現する。

これは最先端の光通信の簡単なモデル実験。

炭素棒電話機、炭素粒電話機、ベルの電話機など

糸電話から、昔懐かしい黒電話まである。

サイクロイドすべりだい


直線、円、サイクロイドの3コースでボールを転がす競走。「最速降下線」の名前通り、サイクロイドコースが最も早くゴールインする。

サイクロイドの等時性の実験。サイクロイドコースの別々の二箇所から鉄球を転がしても、全く同時にゴールする。サイクロイド振り子の周期は振幅によらない。

打ち上げ


スタッフ11名による打ち上げはまるで例会の雰囲気。お疲れさま。


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