幻日? 1998/09/26 17:00〜17:30ごろ
日没時、西空の雲間に虹のように色づいた光象を見た。左側の写真(28mm広角レンズで撮影)の明るく輝いている部分だ。太陽は厚い雲の中で、画面右側の木立の中に没している。
虹色の部分は太陽本体から20度ほど離れている。したがって、太陽を取り巻く22度のハロ(内暈)の一部だろう。輪の内側が暗いのがわかる。
下は、200mm望遠レンズで拡大した虹色の部分。赤、オレンジ、黄色と並んだ色の帯の外側に接して、非常に明るい光点が見られる。これはどうやら「幻日」と呼ばれる現象らしい。太陽が沈むのと平行してこの光点も高度を下げていった。太陽が雲に遮られていたのが残念である。きっと太陽をはさんで反対側にも同じような光点があったはずだ。
カメラ:アサヒペンタックスSP フィルム:フジ・ベルビア