1999年度高等学校理科部会物理研修委員会講演会(於・県立湘南台高等学校)

「子どもにウケる科学手品77」の舞台裏 講師:後藤道夫先生(2000/01/19)

 理科部会物理研修委員会主催の講演会が後藤道夫先生を講師に招いて開催されました。ベストセラーになった「子どもにウケる科学手品77」(講談社ブルーバックス)や、続編の「もっと子どもにウケる・・・」にも収録されている面白実験をまじえながら、理科教育への情熱を熱く語っていただきました。
 以下、実験の一部を画像でご紹介します。なお、ビデオ撮影と兼任だったため、すべての実験を網羅できていませんのであしからず。

 PETボトルの「浮沈子」を手に、熱っぽく語る後藤先生。

 これもおなじみ「リング抜き」。輪っかを勢いよく引き抜くと、その上に立てた棒が下のビンの中にすとんと落ちます。

 落ちない合わせコップ。「逆さコップ」の実験の応用編です。

 「教訓茶碗」の原理を示す実験。透明カップと蛇腹のストローで原理がよくわかります。

 さらにその応用編。教訓コップに上から連続的に水を供給すれば、一定周期の間欠的な水流を得ることができます。古代の水時計「漏刻」の原理ですね。

 これもすっかりおなじみになった「反射神経測定器」。不意に落下させて、被験者がつかんだ場所の目盛りから、反射時間を読みとることができます。実験台は深海魚こと平野さん。

 ストローと割り箸で静電気の実験。実験助手は苺IAこと市江さん。

 トランプカードの縦横の辺の長さは黄金比になっています。3枚のカードにL字型の切れ込みを入れ、組み合わせると右の写真のような面白い立体ができあがります。まだ驚いてはいけません。このあとの変化にご注目!


 立体に組み合わせたカードの各頂点を結ぶ糸を張ると、正二十面体ができあがります。会場では参加者も輪ゴムで挑戦しました。写真は後藤先生のお手本。さらに、その正二十面体の各頂点を五角形の紙で覆ってみます。さて何ができるでしょう。


 五角形を大きくしていくと、余白は六角形になっていきます。黒い五角形と白い六角形の組み合わせといえば・・・・・。今度は、五角形の厚紙の各頂点を輪ゴムで結んで網の目を作り、中に白い風船を入れて膨らませてみましょう。ほら、「サッカーボール」のできあがり。



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