神奈川県立教育センター・高等学校理科教育研修講座(地学第1日)受講報告

砂の起源と一生 講師:萩谷宏先生 (98/07/01)

 講師の萩谷宏先生(東京大学教養学部自然博物館)近影。【理科の部屋】でもおなじみの無類の「石好き」。今後の活躍が期待される地球科学界の若手のホープだ。

 当日は「砂の科学」の講義のあと、地元引地川や江ノ島海岸の砂から造岩鉱物を拾い出し標準標本を作る作業を行った。

 洗った砂を双眼実体顕微鏡の下で丹念に調べ、なるべく形のよい鉱物結晶をピックアップする。ぬらした竹串の先で触れると、砂粒がついてくる。熱心に作業に取り組んでいるのはYPCの黒猫氏。

 顕微鏡の接眼部にデジカメを押しつけて撮影。顕微鏡下の砂はまるで宝石箱をぶちまけたようだ。自形をした形のよい結晶もかなり見られる。美しい光沢や色合いがデジカメで再現できないのが残念。

 できあがった標準サンプルのプレパラート。上が火山灰用、下が川砂、海砂用。これをもとに次回7/21は片瀬海岸、七里ガ浜、由比ヶ浜の砂を採取し、鉱物組成の比較を行う。

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