例会速報 2026/06/14 県立横浜南陵高等学校・Zoomハイブリッド


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ただいま工事中につき、タイトルのみの未完成記事があります。近日正式公開予定。

YPC例会のもようを写真構成で速報します。写真で紹介できない発表内容もありますので、詳しくは来月発行のYPCニュースで。例会ごとに更新します。過去の例会のアルバムここ

授業研究:円運動と単振動 菅野さんの発表
 
 


 


 


 

ドライヤーでベルヌーイ 山本の発表
 先月の例会で車田さんが実演してくれた実験の追試。演示効果を高めるための工夫を紹介した。ドライヤーを上向きに吹き上げ、その上で発泡スチロール球を浮かばせる。ギリギリ浮かぶぐらいの大きめの球がよい。使用したのは、ダイソーで1個110円で販売されているもの。浮かんだ状態でドライヤーをゆっくりと傾けていく。球はドライヤーの口から離れていくが落ちないし、飛んでも行かない。空中で回転しながら静止するのである。大きな球でやるほど演示効果が高い。この現象はマグヌス効果とも呼ばれ、野球やサッカーの変化球の原理としても知られる。
 

 次に、ドライヤーの吹き出し口にじょうごをとりつける。これもダイソーで販売されているペットボトル詰め替え用のじょうご。ドライヤーの口に合う大きさのプラスチックボトルのふたにテーパリーマでちょうどよい大きさの穴をあけ、じょうごをねじこんだ。ドライヤーの風が脇から漏れないようにぴったりすきまをふさぐのがコツ。なお、熱風だとポリエチレンのじょうごが融けるので、必ず冷風で実験すること。
 先月の例会で車田さんが見せてくれたように、じょうごの口よりやや小さいぐらいの発泡スチロール球(ダイソーで2個110円のもの)を上の実験と同様に上向きの気流で浮かせて見せた後、手のひらでゆっくりと押し込むようにじょうごの中に入れると、風が吹き出ているにもかかわらず球は飛び出さない。さらに、この状態からドライヤーをゆっくり傾けていくと・・・
 

 あら不思議、逆さにしても球は落ちない。風はじょうごから勢いよく吹き出しているのに、球はじょうごに吸いつくようにして振動している(左図)。
 続いて、整流効果の実験。上向き気流の状態にして球を浮かせておき、球の上方から養生テープやガムテープの芯ぐらいの大きさの円筒を近づけると、球は円筒に吸い込まれるようにして上に飛び出し、以前より高い位置に浮かぶ。円筒で気流が絞られ、内部の流速が増して圧力が下がったためだろう。動画(movファイル15.1MB)はここ
 

ドライヤーで熱気球 山本の発表
 これも2023年5月例会で天野さんが紹介してくれた実験の追試。中学校2年の気象分野で行った熱気球の演示実験。一般教室では火を使えないので、ヘアドライヤーの加熱だけで浮かばせたい。使うのは45L用、厚さ0.013mmのポリエチレン製の普通の半透明ゴミ袋である。ドライヤーは1200W以上のものを使用するとよい。冬の室温が低い状態なら比較的簡単だが、気温の高い夏場はちょっとコツがいる。まず窓を閉め、エアコンを切って、室内に気流がないようにしておく。下降気流は厳禁だ。
 次に、ポリ袋を縦長に絞って内部の空気をできるだけ追い出す(左図)。熱風だけを効率よく溜めるためだ。ドライヤーを上向きに固定し、スイッチのオン・オフをする係、棒の先にとりつけたデジタル温度計で温度を測って読み上げる係など生徒にも手伝わせると盛り上がる。最初はドライヤーの口にポリ袋の口を巻き付けるようにして熱風が漏れないようにする(右図)。ヒーターは最大パワーとするが、風は弱くてもよい。とにかく効率よく熱風を溜めるようにする。
 

 温度が60℃近くなったら袋の口の両端を引くようにして、できるだけすきまなく一直線になるように持つ。袋の口をすぼめたままだと、熱い空気の体積が稼げないからだ。内部の気温が65℃になったら温度計を下に引き抜き、ドライヤーのスイッチを切る(左図)。風の勢いで上がったと誤解させないためにドライヤーは必ずオフにすること。膨らんだポリ袋が途中で姿勢を崩して転覆しないように注意しながらそっと手をはなすと、ポリ袋は静かに浮かび上がり天井に達する。天井の感温センサーに触れないように場所を選ぶこと。動画(movファイル14.3MB)はここ
 

ダイソーの手持ち扇風機の改造で台車を動かす 天野さんの発表
 
 


 

アリババの購入物考察 古谷さんの発表
 
 

慣性力の実験 鈴木健夫さんの発表
 
 


 

最大摩擦と動摩擦を体感 鈴木健夫さんの発表
 
 

音波の干渉 宮﨑さんの発表
 2026年5月23日APEJ定例会での今和泉卓也さんの「easy oscillo」を用いた音波干渉実験の追試をした。「easy oscillo」は今和泉さんが自作したWEBアプリで、音を出し、同じアプリ上で出した音の波形を見ることができる。そして、重要な点は、観測する音に出力周波数と同じ周波数フィルターをかけ、必要な音以外はカットして波形をみることができる点である。これにより、ノイズや混信を気にすることなく干渉の実験ができる。
 追試に使用した機材は、次の通り
1)USBスピーカー 1000円程度(今回は手元にあったダイソーの300円のもの)
2)USBマイク 1000円程度
3)PC (Chromebookでも可能)
4)WEBアプリの「easy oscillo」
「easy oscillo」のURLは以下の通り
https://ss1.xrea.com/phys.g2.xrea.com/easy_oscillo/easy_oscillo.html
 

 追試内容は以下の2件。
1)二つのスピーカーを向かい合わせ、同じ位相、振動数の音を出し、スピーカー間の音が弱め合う場所を検出し、それらを結ぶと双曲線になることを見つけられた。
2)スピーカーから出す音の振動数を変えて、うなりを生じさせ、その波形を見ることができた。
 宮﨑さんが追試後感じたこと、良いと思ったこと
1)WEBアプリなので、インストールしなくてよい。上の許可が必要ない?(公立校では、アプリのインストールが難しいという)
2)Chromebook1台で音の出力と波形画面が見られる。(公立校の多くには、Chromebookが入っていると聞く)
3)スピーカーとマイクを台数用意すれば、班別実験が簡単にできる。(一斑二千円程度か)
4)自分が出した音以外をキャンセルできる。つまり、班ごとに出す音を少し変えれば、一つの教室で他班の音に邪魔されず実験ができる。
 

 「easy oscillo」はインストール不要で利用でき、低額な機材で音波の実験が可能である。音の干渉や重ね合わせを視覚的に理解でき、授業に非常に有効である。宮﨑さんの後日談によると、例会のあとに、「easy oscillo」をPCとiPadでそれぞれ立ち上げ、PCで音を出し、iPadで受信し波形を描かせることができた。発信した音のフィルタリングもできた(もちろん、iPadでは発信していない、振動数が同じだけ)。一台を発信する側(PC)とし、マイクをつけたiPadを用意すれば、追試1)の実験も可能である。
 宮﨑さんが勧める、音波の学習で読んでおきたい論文。
藤田利光「縦波や音波に関する学習指導要領の記述の基本的な欠陥」物理教育 vol74 No2 (2026) p88~93
 なお、今和泉さんの論文はまだ出ていない。出たら当然必読である。
 

電車の実習の追試 宮﨑さんの発表
 
 


 

中3の天文教材 山本の発表
 
 


 


 

ツツジの枝替わり・丁寧編 古谷さんの発表
 
 


 


 

一歩一歩のつまずきを拾う 鈴木健夫さんの発表
 
 


 


 

二次会 洋光台駅前 インド料理「サムンドラ」にて 
 14名が参加してカンパーイ!例会本体には対面で16名、遠隔で8名、計24名の参加があった。対面参加者のほとんどが2次会にも参加している。昨年も一度利用した店だ。ネパール系インド料理がおししくてお値段も大変リーズナブル。例会会場が持ち回りなので、二次会のお店も毎回変わる。これもYPC例会の楽しみの一つだ。


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