「ひらめき☆ときめきサイエンス 〜ようこそ大学の研究室へ〜 KAKENHI」
                                (研究成果の社会還元・普及事業)

                                 平成27年8月23日(日)実施

                       データから考えよう!
       
             データでつくるモデルとものづくりのヒント (整理番号 HT27160)

                            研究代表者 河崎 哲嗣                     
                            実施分担者 山路 健祐・冨倉 亮(岐阜大学教育学部附属小学校) 
                            協力講師  稲葉 芳成(立命館宇治中学校高等学校)
                                  松井 真也(岐阜県立可児高等学校)
                                  丸山  解 (カシオ計算機株式会社CASIO)      

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                                     【このプログラムのテーマと関係する科研費】
(1) 基盤研究(C) 23501187  H23-25      「小学校教員を志す文系大学生を対象とした数学的モデリング授業の開発研究」
(2) 奨励研究    19911012  H19      「中高及び高大接続を意識した特設単元における科学・技術の融合教材の開発研究」

 (1) 使用テキスト及びワークシート    (2) 講義進行用パワーポイントシート抜粋    (3) 参加者アンケート結果
 
 (4) 関数グラフ電卓講習会7.22実施.配付資料




 8月23日(日)のプログラム 科研費の説明とミニ講義「数学的モデリング」の実施
数や形や式などのモデルを作るときの心構えを入念
にレクチャーしました。
 内サイクロイドと外サイクロイド:
動円の回転数と半径の関係(基礎モデル)

半径同士の「和」と「差」に気づくかな (変数の抽出と2つの変数の関係
実際に「デザイン定規」を用いて、2円の関係について予想し、一般性がないか繰り返し
実験してモデルを作りましょう。
(演繹的モデリング)


大部屋へ移動して、稲葉先生にバトンタッチ。ここでは、データを統計的に処理をして、理想の製品を作る実験をします。
 紙ヘリコプターの基本図  とりあえず、均質に落下するかどうかを作ってみないと判りません。個人単位でどんどん作業していきます。 落下する高さを一定にするためにテープを用います。 出来たぞ、出来たぞぉ〜。思い通りの結果になるかな。
イヒヒヒ、2人の絆で実験だ。
 



グループ分けをして、相談しながら「ものつくり」をします。 (実験の様子)紙ヘリコプターを落とす人、高さを一定に保つ人、タイムを測定する人、皆で協力しないと上手くいきません。 2秒間で落下する紙ヘリコプターを目指して、滞空時間のできるだけ長くなるものを作れと指令を受けました。色々と議論が始まり、自分の考えを述べたり相談したり、関数グラフ電卓を用いて算出したりしています。  全10班のデータを一覧にして、どの班の製品が優れているか比較してみることにしました。


おしまい

来年も実施するから忘れないでね!! 
時々休憩を挟んで、美味しいケーキとジュースで息を吹き返しながら、議論を深めていきました。レクチャーを聞くと、あれだけバラバラだったデータも回帰直線に乗ってしまう。不思議だ。さて優秀作には実演を示し、そのグループに余ったケーキが賞品として、進呈されました。 グループで協議・検討した資料の様子を全員で見てみました。 参加者全員に、「未来博士号」の授与がなされました。将来、本当に『研究者』になってね。