渥美層群の地層 (豊橋市東伊古部海岸)
1999年10月11日
日本地質学会見学旅行
「豊橋市自然史博物館と渥美半島の地質」
に参加しました。
1.豊橋市自然史博物館
(・・・ホームページ)
2.高師小僧
3.渥美層群
4.蔵王山
5.汐川干潟
豊橋駅をほぼ南下した太平洋岸です。
浜名湖から渥美半島の先端まで,ほぼ東西に直線状に海岸が続いています。・・・「片浜十三里」と呼ばれています
海食を防ぐためにテトラポットがところどころ設置されています。
いくつかの場所は,車のまま海岸におりることができます。アカウミガメの繁殖の妨げになるので車で砂浜に入らないように
呼びかけているのですが,砂浜に進入する車が後を立たないようです。
海食崖には,砂・礫・泥の層からなる「渥美層群」が露出しています。
この地層は,更新世の氷河期と間氷期の海水面変動によって堆積したものだそうです。
また,この層には化石が豊富に含まれています。泥の層ですので,ハンマーだけで簡単に採取できます。
ただし,このあたりは三河湾国定公園に指定されていたり,海食崖斜面の植生部分は保安林にも指定されています。
採取にあたっては県に許可申請をすることが必要です。(一部指定から外れているところもあります)
この海岸は,子ども会のキャンプのお手伝いをしていたころよく来ていました。崖下の一般的な注意ですが,岩石が崩れ落ちる
危険があるため子どもを近づけるけることはしませんでした。海は太平洋ですので,とてもきれいです。しかし,海に入ることはお
勧めできません。「うど」と呼ばれる巻き込むような波があり,それにあったら助かりません。