吹割の滝

2009/08/14 群馬県沼田市利根町 吹割の滝(ふきわれのたき)


土産物屋の駐車場から片品渓谷へ下ります。滝の上流の「浮島」(浸食から取り残された島)を経由して2本の吊り橋を渡ります。

第一の吊り橋「浮島橋」からながめた「千畳敷」。浸食が進んで平らになった河床です。一番奥のあたりが「吹割の滝」。

橋からながめた上流の淵も美しい色合いです。

対岸の遊歩道。道ばたにたくさんの歌碑が並んでいて退屈しません。

第一観瀑台から見下ろす「吹割の滝」の全景。900万年前の火山噴火による火砕流堆積物からなる溶結凝灰岩の割れ目を片品川が浸食して、三方から水が流れ落ちています。河床を割くように流れ、そこから水しぶきが吹き上げる様子から「吹割の滝」の名が付けられたといいます。「東洋のナイアガラ」として親しまれ、昭和11年に国の天然記念物に指定されています。

山道の遊歩道を降りて、下流の「鱒飛の滝」へ。鱒の遡上を止めることから、かつて「鱒止の滝」と呼ばれていたものが変化したとか。

上流の「吹割の滝」をめざして川の右岸の遊歩道を歩きます。

この日は水量も少なく川は穏やかでしたが、死亡事故も起きているとのことで、白線より川に近づくのは危険です。

遊歩道から「般若岩」などの奇岩が並ぶ浸食地形が楽しめます。

「吹割の滝」に肉迫。水量が少なくてもなかなかの迫力。三方から割れ目に流れ込む水の造形、水流のバリエーションが目を楽しませてくれます。変化の面白さでは日本でも屈指だと思います。

上流の「浮島橋」を渡る人がまるで水面を歩いているように見えます。そこまで計算して橋を架けたとは思えませんが、水面のカーブと橋のカーブがぴったり一致して面白い光景です。

上流側から見た「吹割の滝」。水際は記念撮影スポットとなっていて、たくさんの人が集まっています。

一周して「千畳敷」まで戻ってきました。右上の「浮島」の右が「浮島橋」、左が「吹割橋」。このあと右手へ登り返して駐車場へ。

アクセスなどの詳しい情報はここ

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