生命の星・地球博物館の舞台裏 99/03/30
1998年度の地学IBの授業では、生命の星・地球博物館から貸与していただいた、中津層含化石土石のローンキットを使用して、化石クリーニングの実習を行い、別記のような成果を得ました。生徒と共に「アシカの歯」などの成果品を持参して、博物館に納め、収蔵品データベースに登録していただきました。以下は、その際に見学させていただいた、博物館の舞台裏のレポートです。
箱根登山鉄道・入生田駅前にある県立生命の星・地球博物館の正面入り口。
資料整理室で学芸員の田口さんがさっそくデータベースに登録してくれました。
「収蔵資料管理システム」の画面。各種データが標本の写真と共に検索できます。
建物の地下スペースがほとんど収蔵庫になっています。
未整理のものを含め、多数の標本で収蔵庫はすでに埋まりかけています。
電動式の収蔵棚は天井を支える構造体も兼ねています。
登録された中津層化石はこのようにして保管されています。
世界各地から収集されたアンモナイトの化石群。
こちらは各種の三葉虫化石。買ったり交換したりして集めるのだそうです。
神奈川県藤沢市で発掘されたクジラの化石。ほぼ完全体で1体分あるうちの肋骨部分。
現生種の海棲哺乳類の骨格標本と剥製。採集したアシカの歯と比べました。
絶滅したサーベルタイガーの頭骨標本。展示されていない標本も多数あります。
研究室にあった走査型電顕。
これも同室内の分析装置。(説明していただいたのに忘れてしまいました。)