JAXA筑波宇宙センター展示館「スペースドーム」

筑波宇宙センターの新展示館が2010年7月オープンした。愛称は公募により「スペースドーム」と決まった。


新装なった「スペースドーム」外観。敷地の一番東大通り側に建っている。間口26m、奥行き55mの広さ。

エントランスホールの巨大な地球儀があるドリームポート。スケールは百万分の一。ISSの高さも同じ縮尺になっている。軌道が意外と地表すれすれなのが実感できる。

エントランス付近から奥を見渡したところ。夏休みとあって、館内はかなり混んでいた。

月周回衛星「かぐや」。月面の詳細探査を実施した国産初の月探査機。マイクロバスほどあり、思っていたより巨大。

技術試験衛星VII型「きく7号」、愛称は「おりひめ・ひこぼし」。自律制御による自動ランデブー、自動ドッキングの技術試験を成功させ、HTVの技術につながった。

手前から、静止気象衛星「ひまわり」、実験用静止通信衛星「さくら」、実験用中継衛星「ゆり」。これらのうち「ひまわり」だけは予備機として作られた「本物」が展示されている。

光衛星間通信実験衛星「きらり」数万km離れた人工衛星間での高速光通信技術を確立。

超高速インターネット衛星「きずな」。遠隔地を電波で結び、高速大容量の双方向インターネット通信を行う技術を確立。現在も運用中。

データ中継技術衛星「こだま」。日本からは死角となる位置にいる衛星との通信を中継するのが任務。金色の部分がジンバル機構を備えた衛星間通信アンテナ。左側の皿状のものが地上との通信用アンテナ。

同じく「こだま」の伸展状態の模型。二つのパラボラアンテナを操って、「だいち」や「きぼう」との通信中継に活躍中。ISSの日本人宇宙飛行士との通信時間が飛躍的に増えたのも「こだま」のおかげだ。

技術試験衛星VIII型「きく8号」。大型アンテナは打上げ時は上部に折りたたまれて収納されている。

同じく「きく8号」の伸展状態の模型。白い2枚の大型展開アンテナはそれぞれがテニスコートほどの大きさがあり、展開時の差し渡しは40mほどになる。展開ものは日本のお家芸だ。地上の携帯端末などとの直接通信の技術を確立するのが目的。現在運用中。

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」。地球温暖化をもたらすとされる二酸化炭素の濃度分布を高精度で推定する。現在運用中。

陸域観測技術衛星「だいち」。「ふよう」や「みどり」の後継機にあたり、高精度のセンサで陸地を詳しく観測する。地球観測衛星では世界最大級で、現在も運用中。

国際宇宙ステーションISSに設置された日本の実験棟「きぼう」の実物大モデル。内部を見学できる。本物は2008年6月に打ち上げられ、現在運用中。

「きぼう」の船内実験室。壁面には材料や生物の実験用ラックがびっしりと取り付けられている。床や天井は冷蔵庫や保管ラック。天井は低く大人がやっと立って歩けるぐらいでかなり圧迫感がある。

船内保管室。打上げ時には実験ラックなどを運ぶためのコンテナとして使用された。2008年3月に打上げられ、「きぼう」の橋頭堡となった。土井宇宙飛行士が最初の取り付けを担当した。

「きぼう」のエアロック。ここを通じて外の曝露部との試料の出し入れができる。二つある窓から外の船外実験プラットフォームを直接見渡せる。

窓から見た船外実験プラットフォーム。装置を宇宙空間にさらした状態で実験ができるユニークな施設だ。専用ロボットアームで実験ユニットや資料の交換ができる。

スペースドームの一番奥の展望ステージから館内を見渡す。「きぼう」の船外実験プラットフォームと専用ロボットアームが右手に見える。

宇宙ステーション補給機「HTV」。H-IIBロケットにより打ち上げられる無人の軌道間輸送機で、大型バスほどの大きさがある。補給物資や各種実験装置など最大6トンの貨物をISSに輸送できる。2009年9月に実証機兼初号機が打ち上げられ成功した。

HTVの余圧部(上)と非余圧部(下)。余圧部はISSにドッキングして宇宙飛行士が内部に入り作業をすることができる。非余圧部は曝露パレットを格納し、ISSのロボットアームで直接船外実験装置やバッテリーを取り出すことができる。

1955年に東大生産技研で糸川英夫らが開発した戦後日本初の実験用ロケット。全長わずか23cm。

歴代の国産ロケットの1/20スケールモデル。一番右がHTVを打ち上げたH-IIBロケット。

H-IIロケットに使われた国産初の第一段液体ロケットエンジンLE-7。二段燃焼サイクルを採用して効率を上げている。

H-Iロケットの第二段用エンジンとして開発された国産初の実用液体ロケットエンジンLE-5。軌道上再着火機能をもつ。その後の国産ロケットエンジン開発の基礎となった。

船外活動用宇宙服は子供達に人気。

宇宙科学研究本部の小惑星探査機「はやぶさ」の1/2モデル。この展示館は旧NASDA系の展示が主体なので隅っこにひっそりと置かれていた。

人工衛星打上げ用ロケットH-U。旧NASDAが主要な技術すべてを国内開発した最初の実用ロケットだ。展示されている本体は開発時の試験機体で一応実物。右側の固体ロケットブースターSRBは7号機と共に打ち上げられるはずだったが開発中止でキャンセルとなった本物である。現在は改良型のH-UAや増強型のH-UBに基幹ロケットの座を譲っている。

第一段エンジンLE-7。配管が見えるように一部がシースルーになっている。現在の主力は改良型のLE-7Aエンジンだ。

SRBのノズル部。展示用にふたがされているが、実際にはスロート部の穴から固体燃料が見えるはずだ。

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