The making of the 「虹のトンネル」’98年版
「’98少年のための科学の祭典」でYPCが出展した「虹のトンネル」の製作過程を公開します。30人の大動員で一日で完成しました。協力各校の生徒・OB諸君に感謝します。
虹スクリーンの製作過程
黒ラシャ紙にスプレー糊をまんべんなく塗布する。
一端に虹ビーズをたっぷり盛る。
その端をもってそっと持ち上げ、虹ビーズを転がしていく。
浮いたビーズをトントンはたいて一枚完成。
これを100枚あまり作る。積み重ねられた完成品。
虹のトンネルの内装
人海戦術で、暗室の内壁に隙間なく虹スクリーンを貼る。すでに虹が。
最もつらい天井貼り。ビーズが目にはいるのでゴーグルが必須。
秘密のアイテム「虹画鋲」。黒スプレーで塗り、ビーズをまぶしてある。
奧の間を仕切る暗幕暖簾をとりつけてくれている施工業者さん。
光源の電球をぶら下げる。100Wのクリヤー球を使う。
壁にも天井にも虹が現れる。幻想的な世界だ。
二つの光源による二重の虹。自分の影に後光がさして見える。
トンネルの外回りの装飾
出入り口のアーチと、クリスマスイルミネーションの取り付け。
天井裏に配置した1kWプロジェクターと三角プリズム。
その光を天井の穴から導いて、壁に明るいスペクトルが投影される。
隠し味の「虹プロジェクター」。CDの反射光による虹の輪を床に投影。
プラスチックビーズ(左)と、ガラスビーズ(右)による虹の見え方の比較。
完成した虹のトンネル。混雑緩和のため内部は一方通行とした。