CCDイメージセンサ

 古い顕微鏡ビデオカメラが故障し、廃棄となったので、分解してCCDイメージセンサの基板を取り出し、観察してみた。中央上、黄緑色の窓の部分がセンサ部である。

 センサ部のサイズは横幅7mm弱で、色温度補正フィルターを兼ねたガラスで保護されている。

 鉱物顕微鏡の低倍率落射照明で観察したセンサ部。撮影に使用したデジカメのCCDと画素の格子ピッチが干渉してモアレを生じている。金線でワイヤーボンディングされた電極が見える。視野直径約10mm。

 倍率を上げると個々の画素が見えてくる。画面横幅約3mm。

 高倍率で見た画素。三原色に対応すると思われるカラーフィルタが個々の画素に付属している。緑色だけ他の画素の二倍の個数になっているのが不思議である。他のCCDイメージセンサも同様のマトリックスになっているのだろうか。調べてみたくなった。


【追記】
 その後、調べたところによると、この緑2倍のの画素配列を「ベイヤー配列」と呼ぶらしい。ビデオやデジカメのCCD素子に一番よく用いられているパターンのようである。人間の目の感度に合わせて、緑の感度を増すために受光面積を増してあるようだ。勉強になった。


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