1月活動:星の観察 2005/01/08

1月活動は俣野小学校で恒例の星空の観察です。ちょうどマックホルツ彗星や土星が夕空で見頃を迎えています。


 今夜のご指導は伊原先生。星空の見方や、マックホルツ彗星の見え方を教えていただきました。

 ステラナビゲータというパソコンソフトのシミュレーションで、秋冬の星空のプラネタリウム番組を見ました。

 高山先生からは、スターウォッチングの観察のしかたを教わりました。全国一斉に同じ時期に行う夜空の環境調査です。7倍50mm口径の双眼鏡が最適。

 すばるを双眼鏡で見て、すばるのひし形の中の星がどれだけ見えるかを調べます。観察用星図で見えた星を塗りつぶしていくのです。

 あいにく今夜は曇り空なので、曇天メニューで工作をすることになりました。福島の花松俊一さん、宇留野勝敏さんの考案した「携帯プラネタリウム」を作ります。イソギンチャクの藤本先輩の指導です。

 8枚の星図の型紙を使います。この型紙は福島の渡辺公先生の「地学わいわい広場」のサイトから入手できます。

 主な明るい星を指定された色で塗ります。星はよく見ると色があります。どうしてかな?

 次に、型紙をはさみやカッターナイフでていねいに切り抜きます。

 のりしろにのりを塗って、番号順に貼り合わせていきます。

 組み立て手順書の通り、重ねてたたみながら貼っていくのが作り方のポイントです。

 だいたいできてきたね。あとはここをこんなふうにすればいいんだね。

 藤本先輩が携帯用プラネタリウムの使い方を説明してくれました。このように頭にかぶるようにして内側から眺めます。虚無僧(こむそう)みたいだね。

 1班のみんなはできあがったプラネタリウムを積み重ねて、はいポーズ!

 藤本先輩が星の色の説明をしてくれました。星の色は、その星の表面の温度を表します。青白い星ほど温度が高く、赤っぽい星は温度が低いのです。

 工作が終わって帰る頃に、ちょっと雲が切れて星空がのぞきました。イソギンチャクの先輩が作ってくれたあったかいおしるこをのみながら望遠鏡で観察します。

 この夜、マックホルツ彗星はおうし座のプレアデス星団(すばる)のそばにいました。運のいい人は雲間に見え隠れする彗星を望遠鏡で見ることができました。上の図はステラナビゲータVer.7によるシミュレーション画面(2005/01/08 19:30)

 東の空には土星が明るく輝いています。「わー、わっかが見える。カワイイ〜。」現在探査機カッシーニが土星の周りを回りながら観測中です。

 もと団長の高山先生を囲んで星空談義。星空はブルーシートの上に寝そべって見るのが一番。雲が多くてあいにくでしたが・・・また来年に期待。

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