2月活動:電気工作・オーディオアンプを作ろう 2005/02/13
2月活動は藤ヶ岡中学校で電気工作です。新入団員ははんだごての組み立て、
前からいる先輩たちはマイはんだごてを使って、オーディオアンプを作ります。
藤ヶ岡中学の多目的ホールに集まって、まず団長の小野先生のお話を聞きます。入試シーズンで、中学生の姿が少ないのがちょっと寂しいね。 |
本日の工作指導は道上先生。理科室に入って、電気にまつわるいろいろなお話を聞きました。青色発光ダイオードの話もありましたね。 |
道上先生が手に持っているのは、エジソンが発明して世界に普及させた電球の復刻版。当時はフィラメントに京都産の竹を焼いて作った炭素線が使われていたそうです。 |
小野哲夫先生が、「ヒューズ」を焼き切る実験を見せてくれました。電流が流れすぎると、安全のため電気を切るしかけです。バチッと音がして、針金のような「ヒューズ」がとけて飛び散りました。 |
同じように、電流の流れすぎを防ぐしかけに「ブレーカー」というものがあります。黒いスイッチにようなもので各家庭に必ず一つはありますよ。バチンと音がして「ブレーカーが落ちる」瞬間を観察しました。 |
学校では見られない、ちょっと過激な珍しい実験にみんな興味津々。よそ見をしている人がいませんね。 |
さて、今日の電気工作はこれを作ります。ラジオやマイクの音を大きくする「オーディオアンプ」です。日本語では低周波増幅器といいます。黒くて丸いのはスピーカーです。 |
班長が代表で、班員の分の材料を受け取ります。中心になるパーツはLM386というIC(集積回路)です。8本足の虫のような形をしています。 |
さあ、工作開始。説明書を読むことも勉強です。解説のとおりに一つ一つ作業を進めていきます。 |
ICは小さいのではんだ付けが大変。材料費の節約のため基盤を省略して空中配線しているのでなお大変です。 |
はんだごてを握る手と、はんだを持つ手、くっつけるパーツを押さえる手も必要だし・・・あー、手が二本じゃ足りないよ。お友達と二人で協力し合うと早いね。 |
どうやら完成。さて音は出るでしょうか。ラジオのイヤホン端子にプラグを差し込むと、放送の声がビンビンに聞こえてきます。やった!成功だ。 |
別の部屋では今年度入団した団員が、マイはんだごてのキットを組み立てています。最初の電気工作ではんだごてを作り、あとの5年間はそを使ってはんだ付け工作にチャレンジするのです。 |
パレットに分けた小さなパーツをなくさないように、説明書の順番にていねいに組み立てていきます。運営委員の先生方やイソギンチャクのOBが手伝ってくれます。 |
ヒーターを組み立てたらこて先を取り付けて、最後にグリップに差し込んで、ねじ止めすればできあがり。配線がショートしていないか、先生のテスターチェックを受けて合格したら完成! |
さあ、さっそくコンセントに差し込んではんだ付けの練習をしよう。発光ダイオードに抵抗とリード線をつけて、電池につないで光らせてみよう。 |
図書室では、4月からの入団を希望する人たちへの説明会が、平行して行われています。またたくさんの新しいお友達が入団してくることでしょう。 |
最後に、道上先生が作った本格的なスピーカーボックスの音を聞かせていただきました。みんなが作ったのと同じアンプで、大音量・重低音のすばらしい音が鳴り響きます。パワーあるなあ。 |