花火を7倍楽しむ方法
夏の風物詩は何といっても花火。この花火を7倍楽しむ方法・・・それは回折格子を通して花火を観察する方法だ。虹の七色に分光しながら夜空に飛び散る星たち。単発の花火もスターマイン並みに豪華になる。時として炎色反応の輝線スペクトルが強く輝き、化学の勉強にもなる。
右の花火は連続スペクトルが強いが、左に散っている前の花火の「星」は輝線スペクトルがはっきり見える。
夜空が虹色に埋め尽くされる。
こうなるともう何が何だかわからなくなる。この方法で観察するのは単発の花火がよい。
ナイアガラもこのとおりきれいに分光する。お子さま向けの手持ち花火でも、これと同様に楽しめる。
左の方、赤く明るい火玉が落下していった。赤の輝線が強い。
ハロゲンランプは白熱電球なので、スペクトルは連続スペクトルだ。
こちらは街灯の水銀灯。輝線スペクトルになっているのがよくわかる。回折格子一枚で夏の夜がこれだけ楽しめる。
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