2006年8月21日(月)愛知工業高校での臨時例会の記録です。

 ICPE東京大会に参加したハリーマノス さんが、名古屋に来られました。
 せっかくの機会ですので、交流会を開催しました。

 ハリーマノス さんは物理サークルとは20年前からの古い友人です。現在65歳。
58歳で高校教師を退職し、現在ロスアンジェルス・シティカレッジ非常勤講師。週
2日物理を教えているそうです。
 日本語もうまく、明るいキャラクターです。


ポン菓子
(前田さん)
 最近手に入れたポン菓子機を披露しくれました。
お米を1升容器に入れ(黒い部分)、回しながら加熱します。
 圧力が10気圧に達したら、開栓です。
 大きな爆音とともに膨れたお米が飛び出します。
 なつかしいですね。
カゴをセットして準備完了。
膨れたお米がカゴいっぱいに飛び出してきます。

でも、ご覧のように容器にも外にも多少飛び出します。
容器の再セットまで短い時間でできるといいのですが・・・・
 前田さんの話によると、最近このような昔懐かしい機器が再び使われ始めているようです。どこかのお祭などで見る機会がありそうですね。
 前田さんは学校祭で演示するそうです。

99セントグッズ
(ハリーマノスさん)
 アメリカには、99セントショップというのがあり、そこでは何でも売っている、ということです。まるで日本の100円ショップですね。そこで手に入るいくつかの品でできる実験を紹介してくれました。

 まずは吸引カップ。棒にネジがきってありはずれにくくなっています。2つをくっつけて、両方から引きます。
 簡単マグデブルグ実験になります。
マグデブルグの実験

 次は列車の警笛をだす笛。
 木を削り取ると、4つの高さの違う音が同時に出る仕組みになっていることを確認できます。

 続いてスポーツの応援などでおなじみのもの(シューターというようです)。これをたたいて音を出します。
 また、The Physics Teacher誌の記事も紹介してくれました。
 マノスさんが、愛知物理サークルの実験から学んだ、赤外線を太陽電池で感知する実験のレポートが載っています。

引っ込み思案
(飯田さん)
 マノスさんの知らない物を見せよう、ということで、引っ込み思案の登場。ひもがからむタイプはすぐわかったようですが、棒を利用したタイプは、ちょっと驚いたようでした。

携帯の電波で光るLED
(川田さん)
 LEDとショットキーダイオードでつくった携帯電波インジケーターです。電波の送受信でLEDが光ります。小さいものですので、そのままマノスさんへプレゼント。
 ただ、最近はアンテナのない携帯電話があるようです。その場合はどうすれば使えるのでしょうか・・・・・。

シークレットペン
(佐野さん)
 インクの出ないペンで名前を書いてもらいました。何も見えませんが、紫外線のでるLEDの光をあてると・・・・
 ちゃんと名前が見えます。

蓄光シート
(佐野さん)
 最近非常口などの明かりとして利用されている蓄光シートです。ちょっと強めの光を当てると、しばらく光っています。
 教材としてどう使うか、これからの工夫ですね。

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