2006年10月29日の例会の記録の第2ページです


起電ポンプ
(飯田さん)
 科教協の神奈川大会に参加して、横浜物理サークルの右近さんから仕入れた起電ポンプです。

 筒の中にはアルミ箔で包んだ軽い玉が入っており、筒を振るとこの球が電荷を運んで両端が異極に帯電するというものです。

 詳しい仕組みの原理は簡単には説明ができませんが、静電誘導と電子の移動で帯電現象を説明しようという意欲作です。

名もなきおもちゃ
(飯田さん)
 飯田さんの勤務先の近くの店で手に入れたおもちゃ。

 1つは「色変わりボール」(正式名称判らず・・・)
 放り投げると色が変わるというもの。同じものを臼井さんも持参。同じ物に興味を持つのですね。

 2つ目は、「ニコニコボール」(正式名称判らず・・・)
 滑らしてやっても、顔が常に上を向いています。ボール同士が衝突するとぴかぴか光ります。(密封なので電池交換できず)
 どう遊ぶのかも不明。

 面白い応用があるといいのですが・・・・。

 飯田さんのとは色違いではあります・・・・。

 ニコニコボール? 2個!

4角コイルでの発電
(前田さん)
 ビデオデッキの分解品の一部を利用して電磁誘導を見せる装置です。
 回転するのはNSNSNSと帯磁したフェライトの円盤。
 これをモーターで回して発電を確認します。
 コイルは丸いという既成概念を打ち破りたい、という意欲作(?)です。

 電球の問題
(前田さん)
 コンデンサの働きの理解を深めるために、右図のような装置を作りました。

 問題です
(1)SW1を入れた時の電球の明るさは?
(2)SW1を入れて十分な時間がたった後の電球の明るさは?
(3)(2)の状態でSW2を入れた瞬間の電球の明るさは?
(4)SW2を入れて十分な時間がたった後の電球の明るさは?
 

電源:100V交流電源    を整流
電球:30W白熱電球

コンデンサ:8200μF

 これは(2)の答えです。Cの電球が消えています。

 (4)の答えです。AはB,Cに比べて明るいですね。

 (1)、(3)の答えはうまく写せませんでしたので、自分で考えてくださいね。
 さらに(4)の状態の後、SW2をきったらどうなる、などの問題もできます。
 全てを正しく予想するのは、結構難しい・・・・。
 実物を使って予想の正否を確認することで、生徒の理解が進むと思います。

ラビリンスボックス
(佐野さん)
 学校祭の展示物として大型ラビリンスボックス
(立体万華鏡)を作りました。
 隅からのぞくと幻想的な模様が見えます。
 大きいとやはり迫力がありますね。

 

洗面器サンダー
(佐野さん)
 100円ショップの洗面器とばねで作ったサンダーです。本来なら雷名の轟のような音が出るのでしょうが、これはこれで結構楽しい音が出ます。材料による音の違いなども教材として使えるかもしれませんね。

簡単マグデブルグ
(佐野さん)
 吸盤フックです。これを2個向かい合わせに吸着させると簡単には外れません。
 見事なマグデブルグの実験になります。
 垂直に引っ張りにくいのが難点か・・・。

スタントマグネット
(佐野さん)
 アメリカから輸入したものです。
 2つの磁石を近づけると、衝突して離れ、吸引して衝突を繰り返し、音を出します。
 放り投げても空中で同じことが起こります。
 
 出る音が段々高くなります。どうしてでしょうか・・・。

 仮説社に球形の磁石で同様なものがあります。

竜巻マシン
(伊藤 政夫さん)
 竜巻マシンを小型化かつ高性能化しました。

 ICPEインド大会での発表のために、小型化せざるを得なかった・・・。

 超音波で水滴のミストを作る超音波噴霧器で煙(!)を作ります。
 手回し発電機で上部のファンを回し空気を吸い上げます。
 ドライヤーで作った風を横の柱(穴が多数開けてある)から噴き出します。


 

 4本の柱から横風が吹き出るようになっています。

 超音波噴霧器

 天井のファンは簡素になりました。

 手回し発電器で天井のファンを回します。
 煙が昇るにつれ、渦を巻き始めます。
 手回し発電機を回すことで、渦を作っているという実感が得られます。

 初期のモデルよりうんと小型化されており、持ち運びに便利になっています。
 どこでも(?)出前実験できますよ。







ビー球ツイスター
(伊藤 政夫さん)
 竜巻の次は、ビー玉で渦を描かせようというもの。適当な形のランプのかさを逆さにして、端からビー玉を転がしてやると、中に落ちるにつれて速度が大きくなっていくのが見られます。
 右はコインツイスターとよばれるおもちゃです。
 コインを上から落とすと、コインが立ちながら斜面を回って落ちていきます。見ているだけで楽しめます。
 下に落ちると、音と光が出てこれも楽しい。
 科学的な(?)おもちゃは面白いですね。
 電球の傘はやや高価。
安くこの現象を見るには、というわけで100円ショップの漏斗と鉄球。
 これで結構見られます。
 安上がり=安易というわけではないという例です。

星のスペクトル
((伊藤 政夫さん)
 科学部の合宿で天文観測をしたときの記録を紹介してくれました。

 カメラの望遠レンズに、プリズムを接続(テープでつなぎました)。
 絞り開放で3分ほど露出。
 星が動くので、勝手に幅の有るスペクトルが撮れます。まるで線スペクトルのようですね。

 井階さんも、たくさんの星のスペクトルの記録をもっており、一部を紹介してくれました。
 星の温度によりスペクトルがかなり違っているようです。
 
 合宿で撮った写真   カメラ用プリズムです。

 きれいなスペクトルが撮れます。わし座のアルタイル

 井階さんの持つ星のスペクトルの記録写真

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