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2004年8月6日の日没近く、藤沢の自宅から撮影した西の空です。いろいろな雲が写っていますが、何が起こっているかわかりますか?太陽は地平線すれすれから雲を照らしています。地表にはもう陽が当たっていません。黒く写っている下層の雲もすでに日陰に入っています。しかし、高度の高い絹層雲にはまだ下から日が射していて、暮れなずむ空に白くくっきりと見えています。それを断ち切るように放射状に伸びる黒い筋。これは地平線近く、丹沢の上空に発達した積乱雲の影が、上空の雲に落ちているのです。下から照らされて天井に映った入道雲の影法師というわけです。大気の立体構造が見えるような1シーンでした。(2004/09/21公開) |
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