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丹沢山中の菩提峠に立っているこの柱は「電子基準点」と呼ばれている地殻変動監視測量用の設備です。地上2万kmを周回する30機の人工衛星からの電波を受信して、この場所の精密な位置を計算し、つくば市の国土地理院にリアルタイムで送信しています。このシステムはGPS(Global
Positioning System)と呼ばれ、カーナビにも応用されています。
写真は「秦野」観測点で、緯度 35°25′42″.6663、経度 139°12′17″.5207、標高
765.54m ですが、その位置変動はcmの精度で24時間監視され、地震予知などの研究に役立っています。電子基準点は全国に1200カ所、県内にはこの菩提峠の他、横浜、横須賀、藤沢、厚木など16カ所に設置されています。公園や学校など公共施設の敷地内にあることが多いので、意外と身近にあるかもしれません。近くの観測点を探してみては?
詳しくは国土地理院のGPS連続観測システムGEONETのWebページへ。(2005/12/23更新) |
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