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
宙に浮くふしぎな球体・・・・・この球体はパチンコ玉ぐらいのサイズのボール型ネオジム磁石です。下の黒い円盤はイットリウム・バリウム・銅系酸化物の超伝導セラミックスで、液体窒素(-196℃)で冷却して超伝導状態になっています。1年のSSH科目「科学と文化」の実験で生徒が作った試料です。
超伝導とは低温で電気抵抗が0になる現象のことです。超伝導状態になった物質は、表面に超伝導電流が流れ、それが作る磁場が内部でちょうど外部磁場を打ち消すため、外からの磁力線を排除して磁石のどの極とも反発するという性質(完全反磁性)を示します。この現象は、発見者の名をとって「マイスナー効果」と呼ばれています。(2006/02/11更新) |
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