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これが何だかわかりますか?オルゴールの「櫛歯」と呼ばれる音階板の裏側です。ドラムに植えられたピンが、この櫛歯の先端をはじいてメロディを奏でます。振動体の固有振動数はおよそ長さに反比例するので、ちょっと考えると1オクターブ違えば振動数が二倍になるので、長さが半分になりそうですが、写真のようにそうはなっていません。実は小型化のために、低音側は歯を厚くしてあるのです。刃先が重ければ振動しにくいですから、音程は低くなります。
ちなみに、「オルゴール」というのはオランダ語のorgelからきた和製外国語で、英語ではmusic boxあるいはmusical boxといいます。orgelはオルガンの語源で、小型のパイプオルガンのような楽器でした。(2006/09/02更新) |
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